第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問
生体物理・化学現象の計測第33回午後
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 2 です。非観血式(カフ)血圧測定では、カフの巻き方が緩いと血流を遮断するのに余分な圧が必要となり、実効的にカフ幅が狭くなったのと同様に測定値が高く出る。
問題
非観血式血圧測定法について正しいのはどれか。
- 1. カフ幅が狭すぎると最高血圧値は下がる。
- 2. カフの巻き方が緩いと最高血圧値は上がる。 ✓
- 3. 脱気速度が速すぎると最高血圧値は上がる。
- 4. 測定場所が心臓より低いと最低血圧値は下がる。
- 5. カフ幅が広いと平均血圧値は上がる。
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — カフの巻き方が緩いと最高血圧値は上がる。
非観血式(カフ)血圧測定では、カフの巻き方が緩いと血流を遮断するのに余分な圧が必要となり、実効的にカフ幅が狭くなったのと同様に測定値が高く出る。よって2番が正しい。他は増減の向きが逆。
【各選択肢の解説】
1. カフ幅が狭すぎると最高血圧値は下がる。
❌ 誤り。カフ幅が狭いと圧が十分伝わらず余分に加圧が必要となり、値は高く出る。
❌ 誤り。カフ幅が狭いと圧が十分伝わらず余分に加圧が必要となり、値は高く出る。
2. カフの巻き方が緩いと最高血圧値は上がる。
✅ 正しい。緩いカフは動脈圧迫効率が悪く、より高い圧が必要で測定値が高くなる。
✅ 正しい。緩いカフは動脈圧迫効率が悪く、より高い圧が必要で測定値が高くなる。
3. 脱気速度が速すぎると最高血圧値は上がる。
❌ 誤り。脱気が速いと最初のコロトコフ音を捉え損ね、最高血圧は低く出やすい。
❌ 誤り。脱気が速いと最初のコロトコフ音を捉え損ね、最高血圧は低く出やすい。
4. 測定場所が心臓より低いと最低血圧値は下がる。
❌ 誤り。心臓より低い位置は静水圧が加わり、測定値は高く出る。
❌ 誤り。心臓より低い位置は静水圧が加わり、測定値は高く出る。
5. カフ幅が広いと平均血圧値は上がる。
❌ 誤り。カフ幅が広いと少ない圧で遮断でき、値は低く出る。
❌ 誤り。カフ幅が広いと少ない圧で遮断でき、値は低く出る。
【試験対策ポイント】
- カフ幅は上腕周囲の約40%が適正。狭い/緩い=高く出る、広い=低く出る。
- 脱気速度は速すぎると値が不正確(低く出やすい)。2〜3 mmHg/拍が目安。
- 測定部位の高さ:心臓より低い→高値、高い→低値(静水圧の補正)。
- オシロメトリック法は振動が最大となる圧を平均血圧とし、そこから収縮期・拡張期を推定。
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