MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問

医用画像計測第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(医用画像計測)の正答は 2 です。MRIは静磁場・傾斜磁場・RFパルス(電磁波)で体内の水素原子核(プロトン)を共鳴させ、その緩和の信号を画像にする。

問題
核磁気共鳴画像法について正しいのはどれか。 a.放射線被曝はない。 b.磁力線の透過性を画像化している。 c.臓器の画像再構成は一断面に限られる。 d.空間分解能は5 mm 程度である。 e.撮影手法としてT2 強調がある。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e ✓
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 63.6%参考値

11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・e)

MRIは静磁場・傾斜磁場・RFパルス(電磁波)で体内の水素原子核(プロトン)を共鳴させ、その緩和の信号を画像にする。電離放射線を使わないので被曝はなく、緩和の違いを強調したT1強調・T2強調などの撮像法がある。


【各選択肢の解説】

a.放射線被曝はない。
✅ 正しい。X線などの電離放射線を使わず、磁場と電磁波で撮像するため被曝はない。

b.磁力線の透過性を画像化している。
❌ 誤り。正しくは組織中の水素原子核の核磁気共鳴の信号(緩和の違い)を画像化している。透過性を画像化するのはX線撮影・X線CTである。

c.臓器の画像再構成は一断面に限られる。
❌ 誤り。正しくは傾斜磁場のかけ方で横断・矢状断・冠状断・斜断など任意の断面を撮像でき、多断面・3次元の撮像もできる。

d.空間分解能は5 mm程度である。
❌ 誤り。正しくは臨床のMRIの空間分解能は1 mm前後で、5 mmより細かい。

e.撮影手法としてT2強調がある。
✅ 正しい。T2(横緩和)の差を強調した撮像で、水分を多く含む浮腫や病変が高信号に写る。

1. a、b
❌ 誤り。bが誤り。正しくはa・eの組合せである。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。どちらも記述どおりである。
3. b、c
❌ 誤り。b・cはどちらも誤り。正しくはa・eの組合せである。
4. c、d
❌ 誤り。c・dはどちらも誤り。正しくはa・eの組合せである。
5. d、e
❌ 誤り。dが誤り。正しくはa・eの組合せである。

【試験対策ポイント】

撮像法水(脳脊髄液・浮腫)
T1強調低信号
T2強調高信号
  • T1強調では脂肪が高信号で、解剖の把握に向く
  • MRI=被曝なし・任意断面・軟部組織のコントラストが高い
  • 注意=強い磁場のため、体内の金属・磁性体・植込み型の医療機器の確認が必要
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