MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問

医用画像計測第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(医用画像計測)の正答は 2 です。核磁気共鳴画像法(MRI)は静磁場と電磁波(RF)を用い、放射線被曝がない(a)。

問題
核磁気共鳴画像法について正しいのはどれか。 a.放射線被曝はない。 b.磁力線の透過性を画像化している。 c.臓器の画像再構成は一断面に限られる。 d.空間分解能は5 mm 程度である。 e.撮影手法としてT2 強調がある。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、e

核磁気共鳴画像法(MRI)は静磁場と電磁波(RF)を用い、放射線被曝がない(a)。撮像法にはT1強調・T2強調・プロトン密度強調などがあり、T2強調が含まれる(e)。磁力線の透過性ではなく水素原子核(プロトン)の緩和を画像化し、任意断面が撮像でき、空間分解能は1mm程度なのでb・c・dは誤り。よってa・eで2番。


【各選択肢の解説】

a. 放射線被曝はない → ✅ 正しい。電離放射線を用いず、静磁場・傾斜磁場・RFパルスを使う。

b. 磁力線の透過性を画像化している → ❌ 誤り。組織内の水素原子核(プロトン)の共鳴・緩和信号を画像化している。

c. 臓器の画像再構成は一断面に限られる → ❌ 誤り。傾斜磁場により横断・矢状断・冠状断など任意断面を撮像可能。

d. 空間分解能は5 mm程度である → ❌ 誤り。おおむね1 mm前後で、5mmより高い。

e. 撮影手法としてT2強調がある → ✅ 正しい。T1強調・T2強調・拡散強調など多彩なコントラストが得られる。

よって正しいのはa・e → 選択肢2番が正答。


【試験対策ポイント】

  • MRI:静磁場+傾斜磁場(位置情報)+RFパルスで水素原子核を共鳴させ、緩和信号を画像化。放射線被曝なし
  • T1強調:脂肪が高信号・水が低信号(解剖把握)。T2強調:水・浮腫が高信号(病変検出)。
  • 任意断面・高い軟部組織コントラスト・空間分解能約1mm。
  • 禁忌・注意:強磁場のため心臓ペースメーカ・体内金属・磁性体の持ち込み。造影はガドリニウム。
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