第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問(医用画像計測)の正答は 3 です。核医学検査は、体内に投与した放射性医薬品から出るγ線を体外で検出して、臓器の働き(代謝・血流)を画像にする機能画像である。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 75%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
核医学検査は、体内に投与した放射性医薬品から出るγ線を体外で検出して、臓器の働き(代謝・血流)を画像にする機能画像である。体外から照射するX線・CTとの違いが見分けどころ。
【各選択肢の解説】
a.PETで糖代謝に関する情報が画像化できる。
✅ 正しい。ブドウ糖の類似体である¹⁸F-FDGが糖を多く使う組織に集まるので、その分布が糖代謝の画像になる。
b.体外から放射線を照射することで画像化する。
❌ 誤り。体外から照射して透過像を撮るのはX線撮影・CT。正しくは、体内に投与した放射性医薬品から出る放射線を体外の検出器で測って画像化する。
c.β線を測定して画像化している。
❌ 誤り。β線は体内で短い距離しか進まず体外で測れない。正しくは、SPECTは核種が出すγ線、PETは陽電子(β⁺)が電子と消滅して反対向きに出る511 keVのγ線2本を同時計数で測る。
d.SPECTで脳血流に関する情報が画像化できる。
✅ 正しい。脳血流に比例して脳に取り込まれる薬剤(⁹⁹ᵐTc製剤・¹²³I製剤)を使う脳血流SPECTで評価できる。
e.PETで3次元画像が得られる。
✅ 正しい。PETは体の周りを囲む検出器で多方向のデータを集め、画像再構成で断層像・3次元画像を作る。
❌ 誤り。b(体外照射はX線・CTの話)・c(核医学で測るのはγ線)を含む。正しくは正しい記述はa・d・eの組合せ。
❌ 誤り。b(体外照射はX線・CTの話)を含む。正しくは正しい記述はa・d・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。PET・SPECTの特徴をすべて正しく述べた組合せ。
❌ 誤り。b(体外照射はX線・CTの話)・c(核医学で測るのはγ線)を含む。正しくは正しい記述はa・d・eの組合せ。
❌ 誤り。c(核医学で測るのはγ線)を含む。正しくは正しい記述はa・d・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 測る放射線 | 代表的な使い道 | |
|---|---|---|
| PET | 陽電子消滅のγ線(511 keV×2本) | FDGで糖代謝(腫瘍) |
| SPECT | 核種のγ線(単一光子) | 脳血流・心筋血流 |
| X線・CT | 体外から照射したX線の透過 | 形態の画像 |
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