MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問

各種治療機器第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問(各種治療機器)の正答は 3 です。電気メスは、切開=連続波、熱傷防止=対極板の接触監視、バイポーラ=挟んだ組織だけ凝固、の3点を押さえる。

問題
電気メスについて正しいのはどれか。 a.切開には連続正弦波が用いられる。 b.対極板接触面積の増加は熱傷の原因である。 c.出力回路には抵抗が挿入されている。 d.スプリット型対極板は接触インピーダンスを測定する。 e.バイポーラ電極は挟まれた部位を凝固する。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e ✓
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(a・d・e)

電気メスは、切開=連続波、熱傷防止=対極板の接触監視、バイポーラ=挟んだ組織だけ凝固、の3点を押さえる。出力回路に入れるのは抵抗でなくコンデンサである。


【各選択肢の解説】

a.切開には連続正弦波が用いられる。
✅ 正しい。連続した正弦波で組織を急速に加熱し、細胞内の水を気化させて切る。凝固には休止期間のある断続波(バースト波)を使う。

b.対極板接触面積の増加は熱傷の原因である。
❌ 誤り。面積が広いほど対極板での電流密度は下がり、熱傷は起きにくい。正しくは、熱傷の原因は対極板のはがれ・浮きによる接触面積の減少(電流密度の上昇)である。

c.出力回路には抵抗が挿入されている。
❌ 誤り。抵抗では低周波の電流を止められない。正しくは、出力回路にはコンデンサ(結合コンデンサ)を入れ、高周波は通しつつ、神経・筋を刺激して電撃(感電)の原因になる低周波の電流を阻止している。

d.スプリット型対極板は接触インピーダンスを測定する。
✅ 正しい。対極板を2枚に分け、その間の接触インピーダンスを監視する。はがれてインピーダンスが上がると警報を出し出力を止める。

e.バイポーラ電極は挟まれた部位を凝固する。
✅ 正しい。ピンセット型の2本の先端の間だけに電流が流れるので、挟んだ組織だけが凝固し、対極板も要らない。

1. a、b、c
❌ 誤り。b(熱傷の原因は接触面積の減少)・c(出力回路に入れるのはコンデンサ)を含む。正しくは正しい記述はa・d・eの組合せ。
2. a、b、e
❌ 誤り。b(熱傷の原因は接触面積の減少)を含む。正しくは正しい記述はa・d・eの組合せ。
3. a、d、e
✅ 正しい(=正答)。電気メスの記述として3つとも正しい。
4. b、c、d
❌ 誤り。b(熱傷の原因は接触面積の減少)・c(出力回路に入れるのはコンデンサ)を含む。正しくは正しい記述はa・d・eの組合せ。
5. c、d、e
❌ 誤り。c(出力回路に入れるのはコンデンサ)を含む。正しくは正しい記述はa・d・eの組合せ。

【試験対策ポイント】

項目正しい形
切開/凝固連続波/断続波(バースト波)
対極板の熱傷接触面積の減少で起きる
出力回路コンデンサで低周波(電撃の原因)を阻止
スプリット型対極板2枚間の接触インピーダンスを監視
バイポーラ挟んだ組織だけ凝固・対極板不要
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