MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第36問

各種治療機器第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第36問(各種治療機器)の正答は 4 です。ハイパーサーミアは腫瘍を42〜43℃程度に加温し、熱に弱い腫瘍細胞を傷害する治療で、放射線療法や化学療法と併用して効果を高める。

問題
ハイパーサーミアについて正しいのはどれか。
  1. 1. RF 容量結合型加温法は2.45 GHz の電磁波を使用する。
  2. 2. 細胞の熱耐性は24 時間で消失する。
  3. 3. 加温温度は60 ℃以上を目標とする。
  4. 4. 化学療法と併用する。 ✓
  5. 5. マイクロ波加温法は2 枚の電極を使用する。

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 60%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 化学療法と併用する。

ハイパーサーミアは腫瘍を42〜43℃程度に加温し、熱に弱い腫瘍細胞を傷害する治療で、放射線療法や化学療法と併用して効果を高める。


【各選択肢の解説】

1. RF容量結合型加温法は2.45 GHzの電磁波を使用する。
❌ 誤り。2.45 GHzはマイクロ波の周波数。正しくは、RF容量結合型は体をはさんだ2枚の電極の間に8 MHz前後のRF(高周波)を流して加温する。
2. 細胞の熱耐性は24時間で消失する。
❌ 誤り。加温後には細胞が熱に強くなる熱耐性が生じ、1日では消えない。正しくは、熱耐性は数日続くため、加温は週1〜2回程度の間隔をあけて行う。
3. 加温温度は60℃以上を目標とする。
❌ 誤り。60℃以上では正常組織まで凝固・壊死する。正しくは、目標は42〜43℃程度で、正常組織より血流が乏しく熱がこもりやすい腫瘍を選んで傷害する。
4. 化学療法と併用する。
✅ 正しい(=正答)。加温で腫瘍の血流や細胞膜の透過性が変わり、抗がん剤の効果が高まる。放射線が効きにくい低酸素・低pHの細胞が熱に弱いので、放射線療法とも併用する。
5. マイクロ波加温法は2枚の電極を使用する。
❌ 誤り。2枚の電極ではさむのはRF容量結合型。正しくは、マイクロ波加温法はアンテナ(アプリケータ)から電磁波を放射して加温し、深部より表在の加温に向く。

【試験対策ポイント】

加温法周波数加温の仕方
RF容量結合型8 MHz前後2枚の電極ではさむ・深部に届く
マイクロ波2.45 GHzなどアンテナで放射・表在向き

目標は42〜43℃、熱耐性があるので毎日は加温しない。

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