MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第38問

医用機器の安全管理第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第38問(医用機器の安全管理)の正答は 5 です。非接地配線方式は絶縁変圧器で電源を大地から絶縁し、一線地絡が起きても電源供給を継続する方式。

問題
非接地配線方式について正しいのはどれか。 a.絶縁変圧器の定格容量は50 kVA 以下である。 b.絶縁変圧器の2 次側から1 次側への漏れ電流は10 nA 以下である。 c.絶縁変圧器の2 次側の対地インピーダンスが50 kX 以下になると警報を発する。 d.地絡発生時の電源確保が主目的である。 e.多数のME 機器を同時に使用すると警報が発生する可能性がある。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — c、d、e

非接地配線方式は絶縁変圧器で電源を大地から絶縁し、一線地絡が起きても電源供給を継続する方式。対地インピーダンス低下で警報を出す絶縁監視装置を備える。正しい記述はc・d・eで、その組合せは5番。


【各選択肢の解説】

a.絶縁変圧器の定格容量は50kVA以下である。
❌ 誤り。定格容量は7.5kVA以下(単相)と規定される。50kVAは過大。

b.絶縁変圧器の2次側から1次側への漏れ電流は10nA以下である。
❌ 誤り。漏れ電流の限度は0.1mA(100µA)以下。10nAは桁違いに小さく誤り。

c.絶縁変圧器の2次側の対地インピーダンスが50kΩ以下になると警報を発する。
✅ 正しい。100V÷2mA=50kΩに相当し、対地インピーダンス50kΩ以下(地絡電流2mA相当)で警報

d.地絡発生時の電源確保が主目的である。
✅ 正しい。一線地絡でも停電させない(電源供給の継続)ことが主目的。

e.多数のME機器を同時に使用すると警報が発生する可能性がある。
✅ 正しい。各機器の漏れ電流が合算され対地インピーダンスが低下し、警報が出ることがある。

よって正しい記述はc・d・e → 「5番」が正答。


【試験対策ポイント】

非接地配線方式=絶縁変圧器+絶縁監視装置(LIM)。目的は「1線地絡でも停電しない」。警報基準は地絡電流2mA/対地インピーダンス50kΩ。手術室など生命維持装置使用区域に設置。

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