MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第38問

医用機器の安全管理第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第38問(医用機器の安全管理)の正答は 5 です。非接地配線方式は、絶縁変圧器で2次側を大地から浮かせ、1線が地絡しても電流が流れず停電させないための方式で、絶縁監視装置が対地インピーダンスの低下を警報する(JIS T 1022 病院電気設備の安全基準)。

問題
非接地配線方式について正しいのはどれか。 a.絶縁変圧器の定格容量は50 kVA 以下である。 b.絶縁変圧器の2 次側から1 次側への漏れ電流は10 μA 以下である。 c.絶縁変圧器の2 次側の対地インピーダンスが50 kΩ 以下になると警報を発する。 d.地絡発生時の電源確保が主目的である。 e.多数のME 機器を同時に使用すると警報が発生する可能性がある。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 66.7%参考値

12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番(c・d・e)

非接地配線方式は、絶縁変圧器で2次側を大地から浮かせ、1線が地絡しても電流が流れず停電させないための方式で、絶縁監視装置が対地インピーダンスの低下を警報する(JIS T 1022 病院電気設備の安全基準)。


【各選択肢の解説】

a.絶縁変圧器の定格容量は50 kVA以下である。
❌ 誤り。容量が大きいと2次側の対地静電容量が増え、絶縁が保てない。正しくは、定格容量は7.5 kVA以下(JIS T 1022)。

b.絶縁変圧器の2次側から1次側への漏れ電流は10 μA以下である。
❌ 誤り。値が1桁小さい。正しくは、絶縁変圧器の漏れ電流の限度は0.1 mA(100 μA)以下(JIS T 1022)。

c.絶縁変圧器の2次側の対地インピーダンスが50 kΩ以下になると警報を発する。
✅ 正しい。絶縁監視装置は2次側の対地インピーダンスが50 kΩ以下に下がると警報を出す(JIS T 1022)。100 Vの電源で地絡電流約2 mAに当たる。

d.地絡発生時の電源確保が主目的である。
✅ 正しい。1線が地絡しても2次側は大地と回路を作らないので過電流遮断器が働かず、生命維持装置への給電が続く。

e.多数のME機器を同時に使用すると警報が発生する可能性がある。
✅ 正しい。各機器の漏れ電流(対地静電容量)が並列に足し合わされて対地インピーダンスが下がるため、故障がなくても警報が出ることがある。

1. a、b、c
❌ 誤り。a(定格容量は7.5 kVA以下)・b(漏れ電流の限度は0.1 mA以下)を含む。正しくは正しい記述はc・d・eの組合せ。
2. a、b、e
❌ 誤り。a(定格容量は7.5 kVA以下)・b(漏れ電流の限度は0.1 mA以下)を含む。正しくは正しい記述はc・d・eの組合せ。
3. a、d、e
❌ 誤り。a(定格容量は7.5 kVA以下)を含む。正しくは正しい記述はc・d・eの組合せ。
4. b、c、d
❌ 誤り。b(漏れ電流の限度は0.1 mA以下)を含む。正しくは正しい記述はc・d・eの組合せ。
5. c、d、e
✅ 正しい(=正答)。非接地配線方式の記述として3つとも正しい。

【試験対策ポイント】

項目値・中身(JIS T 1022)
目的地絡しても停電させない
絶縁変圧器の容量7.5 kVA以下
絶縁変圧器の漏れ電流0.1 mA以下
絶縁監視装置の警報対地インピーダンス50 kΩ以下
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