第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第49問
電気工学第33回午後
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第49問(電気工学)の正答は 5 です。図の読み方:Cが上、Rが下の直列回路で、vCはCの両端、vRはRの両端。
問題
図のようなCR 直列回路に連続した方形波を入力させたときについて正しいのはどれか。
- 1. 抵抗の両端電圧vR は積分波形を示す。
- 2. 回路の時定数は0.47 μs である。
- 3. パルス幅に対して時定数は十分小さい。
- 4. vi ≒ R・i と表すことができる。
- 5. キャパシタの両端電圧vC の波形はほぼ三角波となる。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — キャパシタの両端電圧vCの波形はほぼ三角波となる。
図の読み方:Cが上、Rが下の直列回路で、vCはCの両端、vRはRの両端。入力はパルス幅50 µs・休止50 µsの方形波。
途中式:時定数 τ=RC=10 Ω×4.7 μF=47 µs。パルス幅50 µsとほぼ同じなので、Cは1パルスの間に充電しきらず、入力が切り替わるたびに充電と放電を折り返す。定常状態では1回の充電で残りの約65%(1-e^(-50/47)≒0.65)しか進まず、vCは入力の高さの約26%〜74%の間を指数曲線で上下する=ほぼ三角波。
【各選択肢の解説】
1. 抵抗の両端電圧vRは積分波形を示す。
❌ 誤り。vRは電流に比例し、入力の変わり目で大きく跳ねてから減衰する。正しくは、vRは微分波形側で、積分波形(三角波状)になるのはvC。
❌ 誤り。vRは電流に比例し、入力の変わり目で大きく跳ねてから減衰する。正しくは、vRは微分波形側で、積分波形(三角波状)になるのはvC。
2. 回路の時定数は0.47 μsである。
❌ 誤り。単位の取り違え。正しくは τ=10 Ω×4.7×10⁻⁶ F=4.7×10⁻⁵ s=47 µs。
❌ 誤り。単位の取り違え。正しくは τ=10 Ω×4.7×10⁻⁶ F=4.7×10⁻⁵ s=47 µs。
3. パルス幅に対して時定数は十分小さい。
❌ 誤り。正しくは τ≒47 µsはパルス幅50 µsとほぼ同じ大きさ。十分小さければvCはほぼ方形波に追従する。
❌ 誤り。正しくは τ≒47 µsはパルス幅50 µsとほぼ同じ大きさ。十分小さければvCはほぼ方形波に追従する。
4. vi≒R・iと表すことができる。
❌ 誤り。vi=R・i+vCで、vCは入力の約26〜74%の大きさがあり無視できない。正しくは vi=R・i+vC のまま扱う(vi≒R・iとみなせるのはτがパルス幅よりずっと大きいとき)。
❌ 誤り。vi=R・i+vCで、vCは入力の約26〜74%の大きさがあり無視できない。正しくは vi=R・i+vC のまま扱う(vi≒R・iとみなせるのはτがパルス幅よりずっと大きいとき)。
5. キャパシタの両端電圧vCの波形はほぼ三角波となる。
✅ 正しい(=正答)。充電しきる前に放電、放電しきる前に充電を繰り返すので、山と谷が折り返す三角波に近い形になる。
✅ 正しい(=正答)。充電しきる前に放電、放電しきる前に充電を繰り返すので、山と谷が折り返す三角波に近い形になる。
【試験対策ポイント】
| τとパルス幅 | vC | vR |
|---|---|---|
| τ≪パルス幅 | ほぼ方形波 | 鋭い微分パルス |
| τ≳パルス幅 | 三角波状(積分) | 方形波に近づく |
τ=RCは単位をSIに直して計算(μF=10⁻⁶ F)。
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