第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第54問
電気工学第33回午後
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第54問(電気工学)の正答は 3 です。電池を起電力Vsと内部抵抗Rsの直列とみなし、負荷RLを変えた2つの測定から連立方程式を立てる。
問題
図の回路で電池に10 Ω の負荷抵抗R_L を接続したときのV_o が1.2 V、20 Ω の負荷抵抗R_L を接続したときのV_o が1.6 V であった。この電池のVs とRs との組合せで正しいのはどれか。
- 1. Vs=2.4 V、Rs=30 Ω
- 2. Vs=2.4 V、Rs=20 Ω
- 3. Vs=2.4 V、Rs=10 Ω ✓
- 4. Vs=1.6 V、Rs=20 Ω
- 5. Vs=1.6 V、Rs=10 Ω
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.5%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — Vs=2.4 V、Rs=10 Ω
電池を起電力Vsと内部抵抗Rsの直列とみなし、負荷RLを変えた2つの測定から連立方程式を立てる。負荷が小さいほど内部抵抗での電圧降下が大きく、端子電圧Voが下がる。
【各選択肢の解説】
分圧の式:Vo=Vs·RL/(RL+Rs)
- RL=10 Ω:1.2=10Vs/(10+Rs) → Vs=1.2+0.12Rs
- RL=20 Ω:1.6=20Vs/(20+Rs) → Vs=1.6+0.08Rs
- 2式を等しいとおく:0.04Rs=0.4 → Rs=10 Ω、Vs=1.2+1.2=2.4 V
- 検算:2.4×10/20=1.2 V、2.4×20/30=1.6 V
1. Vs=2.4 V、Rs=30 Ω
❌ 誤り。RL=10 ΩでVo=2.4×10/40=0.6 Vとなり1.2 Vに合わない。正しくはRs=10 Ω。
❌ 誤り。RL=10 ΩでVo=2.4×10/40=0.6 Vとなり1.2 Vに合わない。正しくはRs=10 Ω。
2. Vs=2.4 V、Rs=20 Ω
❌ 誤り。RL=10 ΩでVo=2.4×10/30=0.8 Vとなり合わない。正しくはRs=10 Ω。
❌ 誤り。RL=10 ΩでVo=2.4×10/30=0.8 Vとなり合わない。正しくはRs=10 Ω。
3. Vs=2.4 V、Rs=10 Ω
✅ 正しい。2つの測定値をどちらも満たす。
✅ 正しい。2つの測定値をどちらも満たす。
4. Vs=1.6 V、Rs=20 Ω
❌ 誤り。RL=20 ΩでVo=1.6×20/40=0.8 Vとなり合わない。正しくはVsは負荷をつないだときのVoより必ず大きく、2.4 V。
❌ 誤り。RL=20 ΩでVo=1.6×20/40=0.8 Vとなり合わない。正しくはVsは負荷をつないだときのVoより必ず大きく、2.4 V。
5. Vs=1.6 V、Rs=10 Ω
❌ 誤り。RL=20 ΩでVo=1.6×20/30≒1.07 Vとなり合わない。正しくはVs=2.4 V。
❌ 誤り。RL=20 ΩでVo=1.6×20/30≒1.07 Vとなり合わない。正しくはVs=2.4 V。
【試験対策ポイント】
- 端子電圧 Vo=Vs−I·Rs=Vs·RL/(RL+Rs)。RL→∞(開放)でVo=Vs
- 未知数が2つ(Vs・Rs)なので測定は2点要る
- 起電力Vsは、負荷をつないだときの端子電圧より大きい
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