MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第61問

計測工学第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第61問(計測工学)の正答は 5 です。基線動揺(呼吸や体動による心電図などのゆっくりした揺れ)は低い周波数の成分なので、低周波を通さないハイパスフィルタで抑える。

問題
生体時系列信号の解析法とその用途との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. FFT ― 視覚誘発電位の検出
  2. 2. 加算平均 ― パワースペクトルの導出
  3. 3. 自己相関関数 ― 折り返し雑音の抑制
  4. 4. ローパスフィルタ ― 周期的成分の抽出
  5. 5. ハイパスフィルタ ― 基線動揺の抑制 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 53.3%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — ハイパスフィルタ ― 基線動揺の抑制

基線動揺(呼吸や体動による心電図などのゆっくりした揺れ)は低い周波数の成分なので、低周波を通さないハイパスフィルタで抑える。


【各選択肢の解説】

1. FFT ― 視覚誘発電位の検出
❌ 誤り。FFT(高速フーリエ変換)は信号を周波数成分に分ける手法。正しくはFFTの用途はパワースペクトルの導出で、背景脳波に埋もれた微小な誘発電位の検出は加算平均で行う。
2. 加算平均 ― パワースペクトルの導出
❌ 誤り。加算平均は刺激に同期した信号を重ね、不規則な雑音を打ち消してS/N比を上げる手法。正しくは加算平均の用途は誘発電位の検出で、パワースペクトルの導出はFFT。
3. 自己相関関数 ― 折り返し雑音の抑制
❌ 誤り。自己相関関数は信号と、時間をずらした自分自身との似かたを見る。正しくは自己相関関数の用途は周期的成分の抽出で、折り返し雑音(エイリアシング)の抑制はAD変換の前のローパスフィルタ(アンチエイリアシングフィルタ)。
4. ローパスフィルタ ― 周期的成分の抽出
❌ 誤り。ローパスフィルタは高い周波数を除く。正しくはローパスフィルタの用途は高周波雑音の除去や折り返し雑音の抑制で、周期的成分の抽出は自己相関関数。
5. ハイパスフィルタ ― 基線動揺の抑制
✅ 正しい。ハイパスフィルタは低い周波数成分を減衰させるので、ゆっくりした基線の揺れを取り除ける。

【試験対策ポイント】

手法用途
FFTパワースペクトル(周波数解析)
加算平均誘発電位の検出(S/N比の改善)
自己相関関数周期的成分の抽出
ローパスフィルタ高周波雑音の除去・折り返し雑音の抑制
ハイパスフィルタ基線動揺の抑制
  • 選択肢は手法と用途を1つずつずらした形。表の対応で並べ直すと解ける
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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