MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第61問

計測工学第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第61問(計測工学)の正答は 5 です。各手法とその用途の組合せを問う問題。

問題
生体時系列信号の解析法とその用途との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. FFT 視覚誘発電位の検出
  2. 2. 加算平均 パワースペクトルの導出
  3. 3. 自己相関関数 折り返し雑音の抑制
  4. 4. ローパスフィルタ 周期的成分の抽出
  5. 5. ハイパスフィルタ 基線動揺の抑制

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — ハイパスフィルタ/基線動揺の抑制

各手法とその用途の組合せを問う問題。ハイパスフィルタ(HPF)は低周波成分を除去するので、心電図などで問題になる低周波の基線動揺(ドリフト)の抑制に用いる。この組合せが正しく、正答は5番。


【各選択肢の解説】

1. FFT/視覚誘発電位の検出
❌ 誤り。FFTは周波数解析(パワースペクトルの導出)に用いる。微弱な誘発電位の検出は加算平均。
2. 加算平均/パワースペクトルの導出
❌ 誤り。加算平均は同期加算でS/N比を改善し誘発電位を検出する手法。パワースペクトル導出はFFT。
3. 自己相関関数/折り返し雑音の抑制
❌ 誤り。自己相関関数は信号中の周期的成分の抽出に使う。折り返し(エイリアシング)雑音の抑制はアンチエイリアシング用のローパスフィルタ。
4. ローパスフィルタ/周期的成分の抽出
❌ 誤り。LPFは高周波成分を除去(平滑化・折り返し防止)。周期的成分の抽出は自己相関やFFT。
5. ハイパスフィルタ/基線動揺の抑制
✅ 正しい。HPFは低周波成分を減衰させるので、基線動揺(低周波ドリフト)の抑制に有効。

【試験対策ポイント】

手法主な用途
FFT周波数解析・パワースペクトル導出
加算平均誘発電位などのS/N改善・検出
自己相関周期的成分の抽出
LPF高周波除去・折り返し雑音抑制
HPF基線動揺(低周波ドリフト)抑制
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