MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問

生体物理・化学現象の計測第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 1 です。カプノメータはCO₂が赤外線(約4.3 μm)を吸収する性質を利用する。

問題
メインストリーム方式のカプノメータについて誤っているのはどれか。
  1. 1. プローブには赤色光の光源を使用している。 ✓
  2. 2. アダプタが死腔となる。
  3. 3. サイドストリーム方式に比べて応答が速い。
  4. 4. セルの汚れや水滴の付着により測定誤差を生じる。
  5. 5. ICU などでの長期間の人工呼吸管理に使用される。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 83.3%参考値

12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — プローブには赤色光の光源を使用している。

カプノメータはCO₂が赤外線(約4.3 μm)を吸収する性質を利用する。赤色光(約660 nm)を使うのはパルスオキシメータであり、取り違えの記述である。


【各選択肢の解説】

1. プローブには赤色光の光源を使用している。
❌ 誤り(=正答)。正しくはCO₂の吸収帯である赤外線(約4.3 μm)の光源を使い、気道アダプタを通る光の減衰からCO₂濃度を求める。
2. アダプタが死腔となる。
✅ 正しい。メインストリーム方式は気管チューブとYピースの間にアダプタ(セル)を挟むので、その容積が死腔に加わる。
3. サイドストリーム方式に比べて応答が速い。
✅ 正しい。呼吸回路の中でそのまま測るため、ガスを吸引して本体まで運ぶ時間の遅れがない。
4. セルの汚れや水滴の付着により測定誤差を生じる。
✅ 正しい。光の通り道にあるセルの窓に分泌物や結露が付くと光が減衰し、誤差の原因になる。
5. ICUなどでの長期間の人工呼吸管理に使用される。
✅ 正しい。挿管下の人工呼吸中に呼気終末CO₂を連続監視する用途で用いられる。

【試験対策ポイント】

メインストリームサイドストリーム
測る場所気道のアダプタで直接ガスを吸引して本体で
応答速い遅れがある
死腔アダプタの分増えるほとんど増えない
弱点センサが重い・汚れや結露吸引チューブの水分・閉塞
  • 測定光:カプノメータ=赤外線(約4.3 μm)/パルスオキシメータ=赤色光(約660 nm)と赤外光(約940 nm)
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