第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問(呼吸療法装置)の正答は 4 です。人工鼻(HME)は気管チューブとYピースの間に入れ、呼気の熱と水分をためて次の吸気に戻す受動的な加温加湿器である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 92.6%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
人工鼻(HME)は気管チューブとYピースの間に入れ、呼気の熱と水分をためて次の吸気に戻す受動的な加温加湿器である。回路に挟む分の死腔の増加と、素材を空気が通る呼吸抵抗の増加が短所になる。
【各選択肢の解説】
a.うつ熱
❌ 短所ではない。人工鼻は自分の呼気の熱を戻すだけで外から熱を加えない。正しくはうつ熱(過剰な加温)は加温加湿器の設定・故障で問題になる。
b.過剰加湿
❌ 短所ではない。人工鼻は呼気の水分を戻すだけなので、加湿はむしろ不足しやすい。正しくは過剰加湿・回路内結露は加温加湿器側の問題。
c.死腔の増加
✅ 短所である。患者側の口元に人工鼻の容積が加わり、死腔が増える。
d.呼吸抵抗の増加
✅ 短所である。熱と水分をためる素材を空気が通るため抵抗になり、分泌物や水分で目詰まりするとさらに増える。
e.人工呼吸器関連肺炎の増加
❌ 短所ではない。正しくは人工鼻は回路内の結露が少なく、加温加湿器と比べて人工呼吸器関連肺炎を増やすとはされていない。
❌ 誤り。a・bはどちらも加温加湿器側の問題。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eはどちらも人工鼻の短所ではない。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。bは加温加湿器側の問題。正しくはc・dの組合せ。
✅ 正しい。死腔の増加と呼吸抵抗の増加はどちらも人工鼻の短所である(=正答)。
❌ 誤り。eは人工鼻の短所ではない。正しくはc・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 人工鼻 | 加温加湿器 | |
|---|---|---|
| 加湿のしかた | 呼気の熱・水分を再利用 | 外から加温・給水 |
| 短所 | 死腔・呼吸抵抗の増加、加湿の不足 | 過剰加温・結露 |
- 人工鼻と加温加湿器は併用しない(人工鼻が水分で閉塞する)
- 分泌物が多い・粘い場合は人工鼻を避け、加温加湿器を選ぶ
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