第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第71問
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第71問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。人工心肺は手術侵襲・非拍動流・血液と回路の接触が重なる強いストレス状態で、ストレスホルモン(カテコラミン・バソプレシン・レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系)は上がり、インスリン分泌は抑えられる。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 60%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
人工心肺は手術侵襲・非拍動流・血液と回路の接触が重なる強いストレス状態で、ストレスホルモン(カテコラミン・バソプレシン・レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系)は上がり、インスリン分泌は抑えられる。血液が異物に触れるため炎症性サイトカインも上がる。
【各選択肢の解説】
a.レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系は活性化される。
✅ 正しい。非拍動流と腎血流の低下で腎からのレニン分泌が増え、系全体が活性化する。
b.アドレナリン分泌は低下する。
❌ 誤り。正しくは、手術侵襲と体外循環のストレスでアドレナリン(カテコラミン)分泌は増加する。
c.バソプレシン分泌は低下する。
❌ 誤り。正しくは、バソプレシン(抗利尿ホルモン)分泌は体外循環中に著しく増加する。
d.インスリン分泌は亢進する。
❌ 誤り。正しくは、低体温とカテコラミンの作用でインスリン分泌は抑えられ、血糖は上がりやすい。
e.炎症性サイトカインの血中濃度は上昇する。
✅ 正しい。血液が人工物の表面に触れて補体・白血球が活性化し、全身性炎症反応としてサイトカインが上がる。
❌ 誤り。bは誤り。正しくはa・e。
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述である。
❌ 誤り。b・cは誤り。正しくはa・e。
❌ 誤り。c・dは誤り。正しくはa・e。
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・e。
【試験対策ポイント】
| 体外循環中の変化 | 向き |
|---|---|
| アドレナリン・ノルアドレナリン | 上昇 |
| バソプレシン | 上昇 |
| レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系 | 活性化 |
| インスリン分泌 | 低下(高血糖になりやすい) |
| 炎症性サイトカイン・補体 | 上昇(全身性炎症反応) |
- 「ストレスホルモンは全部上がる、インスリンだけ下がる」で覚える
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