第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第72問
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 4 です。PCPSは大腿静脈から脱血し、大腿動脈へ送血する経皮的なV-A方式の心肺補助で、回路の凝固を防ぐため抗凝固(ヘパリン)が欠かせない。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 43.8%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
PCPSは大腿静脈から脱血し、大腿動脈へ送血する経皮的なV-A方式の心肺補助で、回路の凝固を防ぐため抗凝固(ヘパリン)が欠かせない。そのため出血性の病変は適応外になり、送血は胸を開かずに入れられる大腿動脈を使う。
【各選択肢の解説】
a.急性心筋梗塞後の心破裂によるショックは適応である。
✅ 正しい。心原性ショックで、外科的な修復までの循環を保つ目的でPCPSを用いる。
b.ショック状態の急性肺動脈血栓塞栓症は適応である。
✅ 正しい。右心系から脱血して肺を迂回し動脈へ送るので、肺動脈が詰まっても全身の循環と酸素化を保てる。
c.急性くも膜下出血によるショックは適応である。
❌ 誤り(設問の「誤っている」に当たる)。正しくは、PCPSには全身ヘパリン化が必要で、頭蓋内出血などの出血性病変は禁忌である。
d.送血管は腕頭動脈に挿入する。
❌ 誤り(設問の「誤っている」に当たる)。正しくは、送血管は大腿動脈に経皮的に挿入する。
e.脱血管は大腿静脈に挿入する。
✅ 正しい。大腿静脈から入れたカニューレの先端を右房付近まで進めて脱血する。
✅ a・bはどちらも正しい記述である。
✅ a・eはどちらも正しい記述である。
❌ cは誤った記述だが、bは正しい記述。正しくは誤りが2つそろうのはc・dである。
❌ どちらも誤った記述(=正答)。正しくはc=出血性病変は禁忌、d=送血は大腿動脈。
❌ dは誤った記述だが、eは正しい記述。正しくは誤りが2つそろうのはc・dである。
【試験対策ポイント】
| 項目 | PCPS |
|---|---|
| 方式 | V-A(静脈脱血・動脈送血) |
| 脱血 | 大腿静脈(先端は右房付近) |
| 送血 | 大腿動脈 |
| 主な適応 | 心原性ショック・心停止・ショックを伴う肺塞栓 |
| 禁忌 | 頭蓋内出血など出血性病変・大動脈解離・重症の大動脈弁閉鎖不全 |
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