MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第76問

血液浄化療法装置第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第76問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。濾過流量が0なので、クリアランスは血液側の物質収支だけで求まる。

問題
ある血液透析器の水系溶質除去性能を調べるため、透析器血液流入側と流出側のクレアチニン濃度を測定したところ、それぞれ10.0 および1.0 mg/dL であった。血流量、透析液流量、濾過流量がそれぞれ250、500、0 mL/min とすると、この血液透析器のクレアチニンクリアランス[mL/min]はどれか。
  1. 1. 180
  2. 2. 200
  3. 3. 225 ✓
  4. 4. 250
  5. 5. 500

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.8%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — 225

濾過流量が0なので、クリアランスは血液側の物質収支だけで求まる。CL=QB ×(CBi − CBo)/ CBi。


【計算】

  • 血流量 QB=250 mL/min
  • 流入側濃度 CBi=10.0 mg/dL、流出側濃度 CBo=1.0 mg/dL
  • 除去率=(10.0 − 1.0)/10.0=0.9
  • CL=250 × 0.9=225 mL/min
濃度の単位(mg/dL)は分子と分母で打ち消し合うので、答えの単位は血流量と同じ mL/min になる。


【各選択肢の解説】

1. 180
❌ 誤り。正しくは 250 × 0.9=225 mL/min。
2. 200
❌ 誤り。正しくは 250 × 0.9=225 mL/min。
3. 225
✅ 正しい(=正答)。血流量250 mL/minのうち90%分の血液が完全に浄化されたのと同じ量になる。
4. 250
❌ 誤り。流出側の濃度が0(除去率100%)のときの値。正しくは除去率は90%で、225 mL/min。
5. 500
❌ 誤り。透析液流量の値。正しくは、濾過のない拡散だけのクリアランスは血流量を上限とし、225 mL/min。

【試験対策ポイント】

  • 血液側のクリアランス:CL={QBi × CBi − QBo × CBo}/CBi。濾過流量 QF=0 なら QBi=QBo=QB で、CL=QB ×(CBi − CBo)/CBi
  • 濾過がないとき、クリアランスは血流量を超えない
📗 MEカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「生体機能代行装置学」でまとめて復習できます。呼吸療法・体外循環・血液浄化の3装置の原理と管理を横断整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

ME国試ノート 頻出だけを、1冊に。 9分野・全33章/過去問9回分(第31〜39回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 医学概論は無料 ▶ 「生体機能代行装置学」第3章を開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 9分野・全33章。医学概論は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第33回 全問一覧

▶ 血液浄化療法装置 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)