MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問

腎・泌尿器・生殖器系第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問(腎・泌尿器・生殖器系)の正答は 4 です。CKD-MBDの中心は高リン血症・低カルシウム血症・二次性副甲状腺機能亢進症の悪循環である。

問題
慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)の治療として正しいのはどれか。
  1. 1. カルシウム・リン積を上昇させる。
  2. 2. 透析時間を短縮する。
  3. 3. リン摂取量を増加させる。
  4. 4. 活性型ビタミンD 製剤を投与する。 ✓
  5. 5. 副甲状腺ホルモンを投与する。

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 84.6%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 活性型ビタミンD 製剤を投与する。

CKD-MBDの中心は高リン血症・低カルシウム血症・二次性副甲状腺機能亢進症の悪循環である。活性型ビタミンD製剤は腸からのカルシウム吸収を増やし、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌を抑えるので治療になる。


【各選択肢の解説】

1. カルシウム・リン積を上昇させる。
❌ 誤り。正しくは、カルシウム・リン積が高いと血管などの異所性石灰化が進むので、リンを中心に下げるように管理する。
2. 透析時間を短縮する。
❌ 誤り。正しくは、リンは透析で抜けにくいので、十分な透析時間を確保する(延長はリン除去を増やす)。
3. リン摂取量を増加させる。
❌ 誤り。正しくは、高リン血症を防ぐためリン摂取を制限し、リン吸着薬を用いる。
4. 活性型ビタミンD 製剤を投与する。
✅ 正しい(=正答)。腎で作られなくなった活性型ビタミンDを補い、カルシウムを保ちPTHの過剰分泌を抑える。
5. 副甲状腺ホルモンを投与する。
❌ 誤り。正しくは、CKD-MBDではPTHが過剰に出ている(二次性副甲状腺機能亢進症)ので、活性型ビタミンD製剤やシナカルセトなどで分泌を抑える。

【試験対策ポイント】

異常治療
高リン血症リン制限・リン吸着薬・十分な透析
低カルシウム血症活性型ビタミンD製剤
二次性副甲状腺機能亢進症活性型ビタミンD製剤・シナカルセト(カルシウム受容体作動薬)・副甲状腺摘出術
  • 管理の優先はリン→カルシウム→PTHの順(日本透析医学会 CKD-MBD診療ガイドライン 2012)
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