MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第82問

医用機械工学第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第82問(医用機械工学)の正答は 3 です。定常な層流ではハーゲン・ポアズイユの式 Q=πR⁴ΔP/(8μL)が成り立つ。

問題
半径R、長さL の円管内を粘性率μ の液体が流量Q で流れている。流れが定常な層流のとき、管の上流と下流の圧力差はどれか。
第33回午後第82問 図
  1. 1. πR²Q/(8μL)
  2. 2. πR³Q/(8μL)
  3. 3. 8μLQ/(πR⁴) ✓
  4. 4. 128μLQ/(πR³)
  5. 5. 128μLQ/(πR⁴)

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 60%参考値

10人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 8μLQ/(πR⁴)

定常な層流ではハーゲン・ポアズイユの式 Q=πR⁴ΔP/(8μL)が成り立つ。これをΔPについて解くと ΔP=8μLQ/(πR⁴)。圧力差は粘性率・長さ・流量に比例し、半径の4乗に反比例する。


【各選択肢の解説】

1. πR²Q/(8μL)
❌ 誤り。正しくは、μ・Lは分子、Rは分母に4乗で入る。この式は半径が大きいほど圧力差が大きくなり、向きが逆。
2. πR³Q/(8μL)
❌ 誤り。正しくは 8μLQ/(πR⁴)。1と同じく分子と分母が入れ替わり、半径の次数も違う。
3. 8μLQ/(πR⁴)
✅ 正しい(=正答)。管が細い(R小)ほど、粘い(μ大)ほど、長い(L大)ほど、同じ流量を流すのに大きな圧力差が要る。
4. 128μLQ/(πR³)
❌ 誤り。正しくは 8μLQ/(πR⁴)。係数128は直径Dで書いた式 ΔP=128μLQ/(πD⁴)のもので、次数も4乗でなければならない。
5. 128μLQ/(πR⁴)
❌ 誤り。正しくは 8μLQ/(πR⁴)。直径の式の係数128を半径に使った形で、D=2R を代入すると 128/2⁴=8 になる。

【試験対策ポイント】

  • ハーゲン・ポアズイユの式:Q=πR⁴ΔP/(8μL)(直径なら Q=πD⁴ΔP/(128μL))
  • 流量は半径の4乗に比例:半径が1/2になると、同じ圧力差での流量は1/16
  • 流れの抵抗 ΔP/Q=8μL/(πR⁴)
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