MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第86問

生体物性第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第86問(生体物性)の正答は 5 です。放射線の性質と生体作用に関する正しい記述を問う問題。

問題
正しいのはどれか。
  1. 1. 陽子線は電磁放射線である。
  2. 2. c 線はマイナスの電荷をもつ。
  3. 3. a 線はⅩ線より組織到達深度が大きい。
  4. 4. 心筋は生殖腺より放射線感受性が高い。
  5. 5. 中性子線は陽子線より組織透過力が大きい。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 中性子線は陽子線より組織透過力が大きい。

放射線の性質と生体作用に関する正しい記述を問う問題。中性子線は電荷を持たないため物質との相互作用が少なく透過力が大きい。荷電粒子の陽子線より透過力が大きく、5番が正しく正答。


【各選択肢の解説】

1. 陽子線は電磁放射線である。
❌ 誤り。陽子線は荷電粒子線(粒子放射線)。
2. γ線はマイナスの電荷をもつ。
❌ 誤り。γ線は電磁波で電荷を持たない。
3. α線はX線より組織到達深度が大きい。
❌ 誤り。α線は透過力が最も小さく紙一枚で止まる。
4. 心筋は生殖腺より放射線感受性が高い。
❌ 誤り。生殖腺のほうが感受性が高い。心筋・神経は低感受性。
5. 中性子線は陽子線より組織透過力が大きい。
✅ 正しい。電荷を持たない中性子は透過力が大きい。正答。

【試験対策ポイント】

  • 透過力:α<β<γ・X<中性子(電荷が小さいほど透過力大)。電離作用は逆順。
  • 放射線感受性が高い組織(ベルゴニー・トリボンドーの法則)=生殖腺・造血組織(骨髄)・腸上皮・リンパ組織。低い=神経・筋・骨。
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