MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問

医用材料第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問(医用材料)の正答は 2 です。材料に対する生体反応を、それぞれの主役の物質・細胞で結ぶ問題。

問題
生体反応で正しい組合せはどれか。 a.石灰化 ― リン酸カルシウムの沈着 b.血栓形成 ― トロンビンの活性阻害 c.アナフィラキシー ― T 細胞の活性化 d.血液凝固 ― コラーゲンの分解 e.炎症 ― マクロファージの浸潤
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e ✓
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・e)

材料に対する生体反応を、それぞれの主役の物質・細胞で結ぶ問題。石灰化=リン酸カルシウム、炎症=マクロファージは正しい組みで、血栓・凝固・アナフィラキシーは主役を取り違えている。


【各選択肢の解説】

a.石灰化 ― リン酸カルシウムの沈着
✅ 正しい。リン酸カルシウム(ヒドロキシアパタイトなど)が組織や材料に沈着する現象で、生体弁の劣化の原因になる。

b.血栓形成 ― トロンビンの活性阻害
❌ 誤り。正しくは、血栓形成ではトロンビンが活性化してフィブリノゲンをフィブリンに変える。トロンビンの活性阻害(アンチトロンビン・ヘパリン)は血栓を防ぐ側である。

c.アナフィラキシー ― T 細胞の活性化
❌ 誤り。正しくは、アナフィラキシーはⅠ型アレルギーで、IgE抗体と肥満細胞からのヒスタミンなどの放出が主体。T細胞が主体なのはⅣ型(遅延型)である。

d.血液凝固 ― コラーゲンの分解
❌ 誤り。正しくは、血管が傷つき内皮の下のコラーゲンが露出すると、血小板が粘着・活性化して凝固が始まる。

e.炎症 ― マクロファージの浸潤
✅ 正しい。異物や組織の傷害部位にマクロファージが集まり、異物を処理する。異物が大きいと異物巨細胞になる。

1. a、b
❌ 誤り。bは誤り。正しくはa・e。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい組合せである。
3. b、c
❌ 誤り。b・cは誤り。正しくはa・e。
4. c、d
❌ 誤り。c・dは誤り。正しくはa・e。
5. d、e
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・e。

【試験対策ポイント】

生体反応主役
石灰化リン酸カルシウムの沈着
血栓形成トロンビンの活性化→フィブリン
血液凝固の開始コラーゲンの露出→血小板の粘着
アナフィラキシー(Ⅰ型)IgE・肥満細胞
遅延型アレルギー(Ⅳ型)T細胞
炎症(異物反応)マクロファージ・異物巨細胞
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