MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第10問

救急・集中治療第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第10問(救急・集中治療)の正答は 2 です。アナフィラキシーショックは血管が広がり、血管から水分が漏れて血圧が下がる。

問題
アナフィラキシーショックの患者の血圧を上昇させるために用いる薬剤として最も適切なのはどれか。
  1. 1. アトロピン
  2. 2. アドレナリン ✓
  3. 3. リドカイン
  4. 4. グルココルチコイド
  5. 5. 抗ヒスタミン薬

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 88.9%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — アドレナリン

アナフィラキシーショックは血管が広がり、血管から水分が漏れて血圧が下がる。アドレナリンはα1作用で血管を収縮させ、β1作用で心収縮力を高めて血圧を上げ、β2作用で気管支も広げるため第一選択の薬である。


【各選択肢の解説】

1. アトロピン
❌ 誤り。正しくは副交感神経を遮断する薬で、徐脈の治療や分泌の抑制に使う。血管を収縮させて血圧を上げる薬ではない。
2. アドレナリン
✅ 正しい。血管収縮と心収縮力の増強で血圧を上げ、気道の収縮も緩める(=正答)。大腿の前外側への筋肉内注射が基本である(日本アレルギー学会 アナフィラキシーガイドライン)。
3. リドカイン
❌ 誤り。正しくは局所麻酔薬・抗不整脈薬(心室性不整脈)で、血圧を上げる作用はない。
4. グルココルチコイド
❌ 誤り。正しくは効果が出るまで時間がかかり、遅れて起こる反応を抑える目的の補助薬で、血圧をすぐに上げる薬ではない。
5. 抗ヒスタミン薬
❌ 誤り。正しくはかゆみ・じんま疹などの皮膚症状を和らげる補助薬で、血圧低下や気道症状は改善しない。

【試験対策ポイント】

薬アナフィラキシーでの位置づけ
アドレナリン第一選択(筋肉内注射)
抗ヒスタミン薬補助(皮膚症状)
グルココルチコイド補助(遅れて起こる反応の予防)
  • 血圧を上げる・気道を広げる効果が速いのはアドレナリンだけ
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