MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第11問

呼吸器系第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第11問(呼吸器系)の正答は 5 です。ARDSは肺の毛細血管の透過性が高まり、肺胞に水分がたまる(透過性亢進型の肺水腫)。

問題
急性呼吸促迫症候群(ARDS)の病態として誤っているのはどれか。
  1. 1. 拡散障害
  2. 2. 換気血流比不均等
  3. 3. 気道抵抗上昇
  4. 4. シャント率増加
  5. 5. 肺コンプライアンス増加 ✓

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 77.3%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 肺コンプライアンス増加

ARDSは肺の毛細血管の透過性が高まり、肺胞に水分がたまる(透過性亢進型の肺水腫)。肺胞がつぶれて肺は硬くなるので、肺コンプライアンスは増加でなく低下する。


【各選択肢の解説】

1. 拡散障害
✅ 正しい。間質・肺胞の浮腫で肺胞と毛細血管の間が厚くなり、酸素が通りにくくなる。
2. 換気血流比不均等
✅ 正しい。換気が落ちた肺胞と保たれた肺胞が混在し、換気と血流の釣り合いが崩れる。
3. 気道抵抗上昇
✅ 正しい。気道の浮腫や分泌物、肺の容量が減ることで気道が狭くなり、気道抵抗は上がる。
4. シャント率増加
✅ 正しい。水がたまってつぶれた肺胞には血流があっても換気がなく、シャントが増える。酸素を投与しても低酸素血症が改善しにくい理由である。
5. 肺コンプライアンス増加
❌ 誤り(=正答)。正しくは肺コンプライアンスは低下する(肺が硬く膨らみにくい)。コンプライアンスが増加するのは肺気腫である。

【試験対策ポイント】

病態肺コンプライアンス
ARDS・肺線維症(硬い肺)低下
肺気腫(弾性が失われた肺)増加
  • ARDSの低酸素血症の主な原因はシャント=酸素投与だけでは改善しにくく、PEEPで肺胞を開く
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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