第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第11問
呼吸器系第34回午前
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第11問(呼吸器系)の正答は 5 です。ARDS(急性呼吸促迫症候群)は肺胞・間質の透過性亢進による非心原性肺水腫。
問題
急性呼吸促迫症候群(ARDS)の病態として誤っているのはどれか。
- 1. 拡散障害
- 2. 換気血流比不均等
- 3. 気道抵抗上昇
- 4. シャント率増加
- 5. 肺コンプライアンス増加 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 肺コンプライアンス増加
ARDS(急性呼吸促迫症候群)は肺胞・間質の透過性亢進による非心原性肺水腫。肺が硬くなり肺コンプライアンスは低下する。「増加」は誤りで、これが正答。
【各選択肢の解説】
1. 拡散障害
✅ 正しい。肺胞壁の浮腫・肥厚で酸素の拡散が障害される。
✅ 正しい。肺胞壁の浮腫・肥厚で酸素の拡散が障害される。
2. 換気血流比不均等
✅ 正しい。虚脱肺胞と換気肺胞が混在し不均等になる。
✅ 正しい。虚脱肺胞と換気肺胞が混在し不均等になる。
3. 気道抵抗上昇
✅ 正しい。気道・間質の浮腫で気道抵抗は上昇しうる。
✅ 正しい。気道・間質の浮腫で気道抵抗は上昇しうる。
4. シャント率増加
✅ 正しい。虚脱・水浸肺胞を血流が通り抜け右左シャントが増える。
✅ 正しい。虚脱・水浸肺胞を血流が通り抜け右左シャントが増える。
5. 肺コンプライアンス増加
❌ 誤り。実際は硬い肺でコンプライアンス低下。これが正答。
❌ 誤り。実際は硬い肺でコンプライアンス低下。これが正答。
【試験対策ポイント】
ARDS=硬い肺(低コンプライアンス)・低酸素血症・両側浸潤影。ベルリン定義ではP/F比(PaO₂/FIO₂)≦300、PEEP≧5 cmH₂Oで診断。治療は肺保護換気(低一回換気量6 mL/kg・プラトー圧≦30 cmH₂O・適切なPEEP)。
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