MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第30問

生体物理・化学現象の計測第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第30問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 3 です。経皮的血液ガス分圧測定装置は、皮膚面を42〜44℃に加温して局所の毛細血管を拡張・動脈血化させ、皮膚を通して拡散するO₂・CO₂の分圧を測定する。

問題
経皮的血液ガス分圧測定装置について正しいのはどれか。
  1. 1. 経皮的に測定したPtcCO2 は動脈血のPaCO2 よりも低くなる。
  2. 2. 経皮的に測定したPtcO2 は動脈血のPaO2 よりも高くなる。
  3. 3. 計測皮膚面を42~44℃に加温する。
  4. 4. 計測には脈波信号が必要である。
  5. 5. 新生児には使用できない。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 計測皮膚面を42~44℃に加温する。

経皮的血液ガス分圧測定装置は、皮膚面を42〜44℃に加温して局所の毛細血管を拡張・動脈血化させ、皮膚を通して拡散するO₂・CO₂の分圧を測定する。加温がこの測定の要点で、これが正しい。


【各選択肢の解説】

1. 経皮的に測定したPtcCO₂ は動脈血のPaCO₂ よりも低くなる。
❌ 誤り。皮膚での産生・加温の影響でPtcCO₂はPaCO₂よりむしろ高めになる。
2. 経皮的に測定したPtcO₂ は動脈血のPaO₂ よりも高くなる。
❌ 誤り。皮膚での酸素消費のためPtcO₂はPaO₂より低めになる。
3. 計測皮膚面を42~44℃に加温する。
✅ 正しい。加温で動脈血化して測定する。これが正答。
4. 計測には脈波信号が必要である。
❌ 誤り。パルスオキシメータと異なり拍動(脈波)は不要。
5. 新生児には使用できない。
❌ 誤り。皮膚が薄い新生児でむしろ測定精度が良く、よく用いられる。

【試験対策ポイント】

経皮血液ガス(PtcO₂/PtcCO₂)=皮膚を42〜44℃に加温し動脈血化して測定・新生児で有用(皮膚が薄い)。傾向としてPtcO₂<PaO₂、PtcCO₂>PaCO₂。脈波が不要な点がパルスオキシメータ(拍動=脈波が必須)との対比で問われる。

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