第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第30問
生体物理・化学現象の計測第34回午前
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第30問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 3 です。経皮的血液ガス分圧測定は、センサの下の皮膚を加温して毛細血管を広げ、皮膚を通って出てくるO₂・CO₂の分圧を動脈血に近づけて測る。
問題
経皮的血液ガス分圧測定装置について正しいのはどれか。
- 1. 経皮的に測定したPtcCO₂ は動脈血のPaCO₂ よりも低くなる。
- 2. 経皮的に測定したPtcO₂ は動脈血のPaO₂ よりも高くなる。
- 3. 計測皮膚面を42~44℃に加温する。 ✓
- 4. 計測には脈波信号が必要である。
- 5. 新生児には使用できない。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 77.8%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 計測皮膚面を42~44℃に加温する。
経皮的血液ガス分圧測定は、センサの下の皮膚を加温して毛細血管を広げ、皮膚を通って出てくるO₂・CO₂の分圧を動脈血に近づけて測る。加温がこの方法の要点である。
【各選択肢の解説】
1. 経皮的に測定したPtcCO₂ は動脈血のPaCO₂ よりも低くなる。
❌ 誤り。正しくは、PtcCO₂はPaCO₂より高くなる。加温で皮膚の代謝が上がってCO₂が増え、温度が上がるとCO₂分圧も上がるためである。
❌ 誤り。正しくは、PtcCO₂はPaCO₂より高くなる。加温で皮膚の代謝が上がってCO₂が増え、温度が上がるとCO₂分圧も上がるためである。
2. 経皮的に測定したPtcO₂ は動脈血のPaO₂ よりも高くなる。
❌ 誤り。正しくは、PtcO₂はPaO₂と同じか低くなる。皮膚の組織がO₂を消費するためで、皮膚の厚い成人ほど低くなる。
❌ 誤り。正しくは、PtcO₂はPaO₂と同じか低くなる。皮膚の組織がO₂を消費するためで、皮膚の厚い成人ほど低くなる。
3. 計測皮膚面を42~44℃に加温する。
✅ 正しい(=正答)。加温で皮膚の血流が増えて毛細血管の血液が動脈血に近づき、ガスが皮膚を通りやすくなる。低温熱傷を防ぐため、時間を決めて貼る場所を変える。
✅ 正しい(=正答)。加温で皮膚の血流が増えて毛細血管の血液が動脈血に近づき、ガスが皮膚を通りやすくなる。低温熱傷を防ぐため、時間を決めて貼る場所を変える。
4. 計測には脈波信号が必要である。
❌ 誤り。正しくは、脈波は必要ない。皮膚から拡散するガスを電極で測る方法で、拍動を使うのはパルスオキシメータである。
❌ 誤り。正しくは、脈波は必要ない。皮膚から拡散するガスを電極で測る方法で、拍動を使うのはパルスオキシメータである。
5. 新生児には使用できない。
❌ 誤り。正しくは、新生児によく使われる。皮膚が薄くガスが通りやすいため、動脈血の値とよく合う。
❌ 誤り。正しくは、新生児によく使われる。皮膚が薄くガスが通りやすいため、動脈血の値とよく合う。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 経皮的血液ガス | パルスオキシメータ |
|---|---|---|
| 測るもの | PtcO₂・PtcCO₂(分圧) | SpO₂(酸素飽和度) |
| 加温 | 要る(42〜44℃) | 要らない |
| 脈波 | 要らない | 要る |
- PtcO₂は PaO₂ 以下、PtcCO₂は PaCO₂ より高め
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