第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問(医用画像計測)の正答は 2 です。音響インピーダンスは「密度×音速」で、肝臓は脂肪より密度も音速も大きい(a)。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 29.4%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
音響インピーダンスは「密度×音速」で、肝臓は脂肪より密度も音速も大きい(a)。超音波の造影剤には、音を強く散乱する微小な気泡(マイクロバブル)を使う(e)。
【各選択肢の解説】
a.脂肪より肝臓の方が音響インピーダンスが大きい。
✅ 正しい。音響インピーダンス=密度×音速。脂肪は密度・音速とも軟部組織の中で小さく、肝臓の方が大きい。
b.高い周波数を用いることで深部臓器の観察が可能になる。
❌ 誤り。正しくは、周波数が高いほど減衰が大きく深くまで届かない。深部の観察には低い周波数を使い、高い周波数は浅い所を細かく見るのに使う。
c.A モードでは断層像が得られる。
❌ 誤り。正しくは、Aモードは反射波の強さを振幅として1本の線上に表示するだけ。断層像が得られるのは、反射の強さを明るさにして並べるBモードである。
d.連続波ドプラ計測では血流の速度分布が得られる。
❌ 誤り。正しくは、連続波ドプラは送信と受信を続けて行うため、反射がどの深さから来たか分からない(距離分解能がない)。場所ごとの速度分布はパルスドプラ(カラードプラ)で得る。連続波は速い血流を測るのに向く。
e.造影剤としてマイクロバブルが用いられている。
✅ 正しい。微小な気泡は周囲の組織と音響インピーダンスが大きく違い、超音波を強く散乱するため、血流や腫瘍の染まり方が見える。
❌ 誤り。bは誤り。正しくはa・e。
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい組合せである。
❌ 誤り。b・cは誤り。正しくはa・e。
❌ 誤り。c・dは誤り。正しくはa・e。
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・e。
【試験対策ポイント】
| モード | 表示 |
|---|---|
| Aモード | 振幅(1本の線) |
| Bモード | 断層像(明るさ) |
| Mモード | 動きの時間変化 |
| ドプラ | 距離分解能 | 速い血流 |
|---|---|---|
| 連続波 | なし | 測れる |
| パルス波 | あり | 折り返しが起こる |
- 周波数が高い=分解能は上がるが深くまで届かない
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