MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問

医用画像計測第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問(医用画像計測)の正答は 2 です。音響インピーダンス Z=密度×音速で、肝臓は脂肪より密度・音速とも大きく Z が大きい(a○)。

問題
超音波画像計測について正しいのはどれか。 a.脂肪より肝臓の方が音響インピーダンスが大きい。 b.高い周波数を用いることで深部臓器の観察が可能になる。 c.A モードでは断層像が得られる。 d.連続波ドプラ計測では血流の速度分布が得られる。 e.造影剤としてマイクロバブルが用いられている。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、e

音響インピーダンス Z=密度×音速で、肝臓は脂肪より密度・音速とも大きく Z が大きい(a○)。また超音波造影剤としてマイクロバブル(微小気泡)が用いられる(e○)。よって正しい組合せは「a、e」の2番。


【各選択肢の解説】

a. 脂肪より肝臓の方が音響インピーダンスが大きい。

→ ✅正しい。Z=ρc。肝実質は脂肪より密度・音速が大きい。

b. 高い周波数を用いることで深部臓器の観察が可能になる。

→ ❌誤り。高周波は減衰が大きく浅部向き。深部観察には低周波を用いる。

c. Aモードでは断層像が得られる。

→ ❌誤り。Aモードは反射波の振幅を1次元表示するだけ。断層像はBモード。

d. 連続波ドプラ計測では血流の速度分布が得られる。

→ ❌誤り。連続波は距離分解能がなく位置ごとの速度分布は不可。速度分布はパルスドプラ。

e. 造影剤としてマイクロバブルが用いられている。

→ ✅正しい。微小気泡が強い後方散乱を生む。

1. a、b ❌ 2. a、e ✅ 3. b、c ❌ 4. c、d ❌ 5. d、e ❌

【試験対策ポイント】

超音波モードの整理:Aモード=1次元振幅Bモード=断層像(輝度)Mモード=運動(時間変化)。ドプラは連続波=高流速計測可・位置分解能なしパルス波=位置ごとの速度分布可・折り返し(エイリアシング)あり。周波数が高いほど分解能は上がるが減衰が増え深達度は下がる。

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