第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第32問
医用画像計測第34回午前
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第32問(医用画像計測)の正答は 5 です。FDG-PETは糖代謝を画像化し(c○)、SPECTは脳血流分布を評価でき(d○)、PETに用いる短半減期核種(¹⁵O・¹³N・¹¹C等)は院内サイクロトロンで製造する(e○)。
問題
ラジオアイソトープを用いた医用画像装置について正しいのはどれか。
a.X 線CT に比べ空間分解能が高い。
b.放射性核種から放出されるベータ線を検出し画像化している。
c.FDG-PET の撮影では糖代謝情報が得られる。
d.SPECT は脳血流分布を観察できる。
e.PET の撮影には施設内にサイクロトロンの設置が必要である。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — c、d、e
FDG-PETは糖代謝を画像化し(c○)、SPECTは脳血流分布を評価でき(d○)、PETに用いる短半減期核種(¹⁵O・¹³N・¹¹C等)は院内サイクロトロンで製造する(e○)。よって正しい組合せは「c、d、e」の5番。
【各選択肢の解説】
a. X線CTに比べ空間分解能が高い。
→ ❌誤り。核医学(PET/SPECT)はCTより空間分解能が低い。
b. 放射性核種から放出されるベータ線を検出し画像化している。
→ ❌誤り。検出するのはガンマ線(PETは陽電子消滅で生じる消滅放射線=511keVのγ線)。
c. FDG-PETの撮影では糖代謝情報が得られる。
→ ✅正しい。¹⁸F-FDGはブドウ糖類似体で腫瘍の糖代謝亢進を描出。
d. SPECTは脳血流分布を観察できる。
→ ✅正しい。脳血流SPECTは代表的臨床応用。
e. PETの撮影には施設内にサイクロトロンの設置が必要である。
→ ✅正しい(本問の扱い)。半減期の短いPET核種は院内製造が前提。※¹⁸F-FDG(半減期約110分)は配送利用も可能だが、本問はeを正しい記述としている。
1. a、b、c ❌ 2. a、b、e ❌ 3. a、d、e ❌ 4. b、c、d ❌ 5. c、d、e ✅
【試験対策ポイント】
核医学はガンマ線検出が基本。PET=陽電子放出核種(¹⁸F等)→消滅放射線を同時計数、SPECT=単一光子(⁹⁹ᵐTc等)。分解能はCT・MRIに劣るが機能・代謝情報が強み。FDG-PETは糖代謝、SPECTは血流。半減期:¹⁸F≒110分、¹¹C≒20分、¹³N≒10分、¹⁵O≒2分。
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