MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問

各種治療機器第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問(各種治療機器)の正答は 3 です。超音波凝固切開装置は55kHz前後で振動し(b○)、凝固温度はレーザメスより低温である(c○)。

問題
超音波凝固切開装置について正しいのはどれか。 a.5 ~10 mm の振幅で先端が振動する。 b.55 kHz 前後の振動を用いる。 c.凝固温度はレーザメスよりも低温である。 d.対極板が必要である。 e.内視鏡外科手術での使用は禁忌である。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — b、c

超音波凝固切開装置は55kHz前後で振動し(b○)、凝固温度はレーザメスより低温である(c○)。よって正しい組合せは「b、c」の3番。


【各選択肢の解説】

a. 5〜10mmの振幅で先端が振動する。

→ ❌誤り。振幅は数十μm(おおむね20〜80μm)程度。mm単位ではない。

b. 55kHz前後の振動を用いる。

→ ✅正しい。約23.5〜55.5kHzの超音波振動。

c. 凝固温度はレーザメスよりも低温である。

→ ✅正しい。摩擦熱による100℃前後の凝固で、レーザより低温・熱損傷が小さい。

d. 対極板が必要である。

→ ❌誤り。電流を使わないため対極板は不要。

e. 内視鏡外科手術での使用は禁忌である。

→ ❌誤り。むしろ腹腔鏡下手術など内視鏡外科で広く用いられる。

1. a、b ❌ 2. a、e ❌ 3. b、c ✅ 4. c、d ❌ 5. d、e ❌

【試験対策ポイント】

超音波凝固切開装置(USAD)は先端の機械的超音波振動(数十μm・数十kHz)で摩擦熱を生み切開・凝固する。電流を使わない→対極板不要・ペースメーカ影響が小さい・煙(サージカルスモーク)が少ない。凝固温度は電気メスやレーザより低温。腹腔鏡手術で多用。

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