MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問

各種治療機器第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問(各種治療機器)の正答は 5 です。誘電型(RF容量結合)加温は脂肪層の発熱が大きく(d○)、そのため電極パッドに冷却水を灌流して皮膚・脂肪の過熱を防ぐ(e○)。

問題
ハイパーサーミアについて正しいのはどれか。 a.腫瘍組織の血流量は温度に比例して増加する。 b.マイクロ波加温は深部加温に適する。 c.超音波加温はガスの多い臓器に適する。 d.誘電型加温は脂肪層の発熱が大きい。 e.誘電型装置の電極パッドには冷却水を灌流する。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — d、e

誘電型(RF容量結合)加温は脂肪層の発熱が大きく(d○)、そのため電極パッドに冷却水を灌流して皮膚・脂肪の過熱を防ぐ(e○)。よって正しい組合せは「d、e」の5番。


【各選択肢の解説】

a. 腫瘍組織の血流量は温度に比例して増加する。

→ ❌誤り。腫瘍血管は未熟で加温しても血流が増えにくく熱がこもる(正常組織は血流増加で放熱)。この差が治療に利用される。

b. マイクロ波加温は深部加温に適する。

→ ❌誤り。マイクロ波は減衰が大きく表在加温向き。深部はRF(誘電)加温。

c. 超音波加温はガスの多い臓器に適する。

→ ❌誤り。超音波は含気(ガス)で強く反射・減衰し不適。

d. 誘電型加温は脂肪層の発熱が大きい。

→ ✅正しい。脂肪は低導電率で誘電加温では発熱しやすい。

e. 誘電型装置の電極パッドには冷却水を灌流する。

→ ✅正しい。皮膚・皮下脂肪の過熱・熱傷を防ぐ。

1. a、b ❌ 2. a、e ❌ 3. b、c ❌ 4. c、d ❌ 5. d、e ✅

【試験対策ポイント】

ハイパーサーミア(42〜45℃で腫瘍を選択的に障害)。加温方式:RF誘電(容量結合)=深部可・脂肪発熱大→電極を冷却マイクロ波=表在超音波=焦点加温可だがガス・骨に弱い。原理は腫瘍の乏血流による蓄熱と熱耐性の差

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