MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第55問

電子工学第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第55問(電子工学)の正答は 1 です。図は帰還にRfとCfを並列にもつ反転型の1次ローパスフィルタ(積分要素付き反転増幅)。

問題
図の回路について正しいのはどれか。 ただし、A は理想演算増幅器とする。 A V o V i R i R f C f
  1. 1. 遮断周波数より十分に低い帯域ではV o = - R R i f V i である。
  2. 2. 遮断周波数より十分に高い帯域では微分特性を有する。
  3. 3. 遮断周波数は R C i f r である。
  4. 4. 入力インピーダンスは無限大である。
  5. 5. 出力インピーダンスは無限大である。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 遮断周波数より十分に低い帯域ではVo=−(Rf/Ri)Vi である。

図は帰還にRfとCfを並列にもつ反転型の1次ローパスフィルタ(積分要素付き反転増幅)。低周波ではCfのインピーダンスが大きくRfが支配的となり、通常の反転増幅 Vo=−(Rf/Ri)Vi となる。よって1番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 遮断周波数より十分に低い帯域ではVo=−(Rf/Ri)Vi である。

→ ✅正しい。低域ではCfが開放的に働き、利得は−Rf/Riの反転増幅。

2. 遮断周波数より十分に高い帯域では微分特性を有する。

→ ❌誤り。高域ではCfが支配し利得が低下する積分(LPF)特性。微分ではない。

3. 遮断周波数は Ri・Cf で決まる。

→ ❌誤り。遮断周波数は fc=1/(2π・Rf・Cf)。RiではなくRf。

4. 入力インピーダンスは無限大である。

→ ❌誤り。反転増幅は仮想接地のため入力インピーダンス≒Ri(有限)。

5. 出力インピーダンスは無限大である。

→ ❌誤り。理想演算増幅器の出力インピーダンスは0。


【試験対策ポイント】

反転増幅+帰還容量(Rf∥Cf)=1次ローパスフィルタ低域:Vo=−(Rf/Ri)Vi(平坦)高域:Cfが利得を落とす(−6dB/oct)遮断周波数 fc=1/(2πRfCf)。理想オペアンプは入力インピーダンス∞・出力インピーダンス0・利得∞、反転入力は仮想接地。反転増幅の入力インピーダンスはRiで決まる点に注意。

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