MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問

呼吸療法装置第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。設問は「誤っているもの」を問う。

問題
カプノメータについて誤っているのはどれか。
  1. 1. 肺胞死腔があると呼気終末二酸化炭素分圧は上昇する。
  2. 2. 二酸化炭素の赤外線吸収を応用している。
  3. 3. 呼吸ガスの二酸化炭素分圧を測定する。
  4. 4. メインストリーム方式ではアダプタの死腔が大きい。
  5. 5. カプノグラムでの波形低下は回路のリークを示唆する。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 肺胞死腔があると呼気終末二酸化炭素分圧は上昇する。

設問は「誤っているもの」を問う。肺胞死腔(換気はあるが血流がない肺胞)が増えると、CO2を含まないガスが呼気に混じるため、呼気終末二酸化炭素分圧(EtCO2)は上昇でなく低下する。よって1番が誤りで正答。


【各選択肢の解説】

1. 肺胞死腔があると呼気終末二酸化炭素分圧は上昇する。
❌ 誤り(これが正答)。死腔増加でEtCO2は低下し、動脈血CO2との差(a-etCO2較差)が開く。
2. 二酸化炭素の赤外線吸収を応用している。
✅ 正しい。CO2は約4.3μmの赤外線を吸収する性質を利用する。
3. 呼吸ガスの二酸化炭素分圧を測定する。
✅ 正しい。
4. メインストリーム方式ではアダプタの死腔が大きい。
✅ 正しい。気道に直接センサを置くため死腔・重量が増える。
5. カプノグラムでの波形低下は回路のリークを示唆する。
✅ 正しい。

【試験対策ポイント】

カプノメータ=呼気CO2を赤外線吸収で連続測定。EtCO2低下の原因=死腔増加・肺塞栓・過換気・心拍出量低下・回路リーク。方式は2つ:メインストリーム(気道直結・応答速いが死腔大)とサイドストリーム(ガス吸引・死腔小だが応答遅く水滴に弱い)。

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