第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問
呼吸療法装置第34回午前
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。肺胞死腔(換気はあるが血流のない肺胞)からはCO₂をほとんど含まないガスが吐き出され、CO₂を含む肺胞ガスを薄めるため、呼気終末二酸化炭素分圧(EtCO₂)は低下する。
問題
カプノメータについて誤っているのはどれか。
- 1. 肺胞死腔があると呼気終末二酸化炭素分圧は上昇する。 ✓
- 2. 二酸化炭素の赤外線吸収を応用している。
- 3. 呼吸ガスの二酸化炭素分圧を測定する。
- 4. メインストリーム方式ではアダプタの死腔が大きい。
- 5. カプノグラムでの波形低下は回路のリークを示唆する。
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 肺胞死腔があると呼気終末二酸化炭素分圧は上昇する。
肺胞死腔(換気はあるが血流のない肺胞)からはCO₂をほとんど含まないガスが吐き出され、CO₂を含む肺胞ガスを薄めるため、呼気終末二酸化炭素分圧(EtCO₂)は低下する。上昇とする1の記述が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 肺胞死腔があると呼気終末二酸化炭素分圧は上昇する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、肺胞死腔が増えるとEtCO₂は低下し、動脈血CO₂分圧との差(PaCO₂−EtCO₂較差)が開く(肺塞栓などで見られる)。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、肺胞死腔が増えるとEtCO₂は低下し、動脈血CO₂分圧との差(PaCO₂−EtCO₂較差)が開く(肺塞栓などで見られる)。
2. 二酸化炭素の赤外線吸収を応用している。
✅ 正しい。CO₂は約4.3μmの赤外線をよく吸収するので、吸収の大きさからCO₂濃度を求める。
✅ 正しい。CO₂は約4.3μmの赤外線をよく吸収するので、吸収の大きさからCO₂濃度を求める。
3. 呼吸ガスの二酸化炭素分圧を測定する。
✅ 正しい。呼吸ガス中のCO₂分圧(濃度)を呼吸ごとに連続して測り、波形(カプノグラム)と数値で示す。
✅ 正しい。呼吸ガス中のCO₂分圧(濃度)を呼吸ごとに連続して測り、波形(カプノグラム)と数値で示す。
4. メインストリーム方式ではアダプタの死腔が大きい。
✅ 正しい。センサを気管チューブと回路の間に直接はさむため、アダプタの分だけ死腔と重量が増える(サイドストリーム方式は細いチューブでガスを吸引するので死腔が小さい)。
✅ 正しい。センサを気管チューブと回路の間に直接はさむため、アダプタの分だけ死腔と重量が増える(サイドストリーム方式は細いチューブでガスを吸引するので死腔が小さい)。
5. カプノグラムでの波形低下は回路のリークを示唆する。
✅ 正しい。回路やカフからガスが漏れると呼気の一部がセンサに届かず、波形の高さが下がる。
✅ 正しい。回路やカフからガスが漏れると呼気の一部がセンサに届かず、波形の高さが下がる。
【試験対策ポイント】
| 方式 | メインストリーム | サイドストリーム |
|---|---|---|
| センサの位置 | 気道に直接装着 | ガスを吸引して本体で測定 |
| 死腔・重量 | 大きい | 小さい |
| 応答 | 速い | 遅れがある |
| 弱点 | 重さで回路が引かれる | 水滴・分泌物でチューブが詰まる |
EtCO₂の低下=死腔の増加(肺塞栓)・過換気・心拍出量の低下・回路リーク。
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