第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。気管吸引は定時でなく必要なときに行い、効果は換気量や気道内圧の改善で確かめる(b)。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 42.9%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
気管吸引は定時でなく必要なときに行い、効果は換気量や気道内圧の改善で確かめる(b)。陰圧をかける時間は低酸素や肺胞虚脱を避けるため1回10秒以内にとどめる(c)。
【各選択肢の解説】
a.人工呼吸器装着中は時間を決めて行う。
❌ 誤り。正しくは、副雑音・気道内圧の上昇・換気量の低下・SpO₂低下など分泌物が貯留した徴候があるときに必要に応じて行う(日本呼吸療法医学会 気管吸引ガイドライン)。
b.人工呼吸器装着中は換気量や気道内圧が効果の指標となる。
✅ 正しい。分泌物が除かれると、量規定換気では気道内圧が下がり、圧規定換気では換気量が増える。
c.1回の吸引操作で10秒以上の陰圧はかけない。
✅ 正しい。陰圧で肺内の空気も吸い出すため、長く続けると低酸素血症・肺胞虚脱・不整脈を招く。
d.重篤な低酸素血症は絶対的禁忌である。
❌ 誤り。正しくは、気管吸引に絶対的禁忌はない。低酸素血症は吸引で悪化しうるため注意が要る相対的な条件で、分泌物が原因なら吸引で改善しうる。
e.滅菌手袋を使用しなければならない。
❌ 誤り。正しくは、手袋を着けて清潔操作で行えばよく、滅菌手袋に限らない(閉鎖式吸引ではカテーテルが外気に触れない)。
❌ 誤り。aは誤り。正しくはb・c。
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくはb・c。
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述である。
❌ 誤り。dは誤り。正しくはb・c。
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくはb・c。
【試験対策ポイント】
- 実施は必要時(定時ルーチンにしない)
- 陰圧をかける時間は10秒以内、挿入から抜去まで15秒以内(日本呼吸療法医学会 気管吸引ガイドライン)
- 吸引圧は最大20kPa(約150mmHg)(同ガイドライン)
- 合併症=低酸素血症・不整脈・気道粘膜損傷・肺胞虚脱
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