MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問

呼吸療法装置第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。気管吸引は必要時に行う手技で(ルーチンでなく)、効果は換気量・気道内圧の改善で評価し(b)、低酸素・不整脈を避けるため1回の陰圧負荷は10秒以内にとどめる(c)。

問題
気管吸引について正しいのはどれか。 a.人工呼吸器装着中は時間を決めて行う。 b.人工呼吸器装着中は換気量や気道内圧が効果の指標となる。 c.1 回の吸引操作で10 秒以上の陰圧はかけない。 d.重篤な低酸素血症は絶対的禁忌である。 e.滅菌手袋を使用しなければならない。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — b、c

気管吸引は必要時に行う手技で(ルーチンでなく)、効果は換気量・気道内圧の改善で評価し(b)、低酸素・不整脈を避けるため1回の陰圧負荷は10秒以内にとどめる(c)。b・cが正しく組合せは3番。


【各選択肢の解説】

a.人工呼吸器装着中は時間を決めて行う → ❌ 誤り。定時ルーチンでなく、分泌物貯留のサイン(副雑音・気道内圧上昇・SpO2低下)があるとき必要時に行う。
b.人工呼吸器装着中は換気量や気道内圧が効果の指標となる → ✅ 正しい。分泌物除去で換気量増加・気道内圧低下すれば有効。
c.1回の吸引操作で10秒以上の陰圧はかけない → ✅ 正しい。長い陰圧は低酸素・肺胞虚脱・不整脈を招く。
d.重篤な低酸素血症は絶対的禁忌である → ❌ 誤り。吸引で改善しうるため絶対的禁忌ではない(相対的禁忌)。
e.滅菌手袋を使用しなければならない → ❌ 誤り。開放式は清潔操作で行い、必ずしも滅菌手袋が必須ではない(閉鎖式吸引もある)。

よって正しい記述はb・c → 組合せは3番が正答。


【試験対策ポイント】

気管吸引の原則:必要時に実施・1回の吸引は10〜15秒以内・吸引前後に十分な酸素化・陰圧は−150mmHg程度まで。合併症=低酸素血症・不整脈・気道粘膜損傷・肺胞虚脱・感染。閉鎖式吸引はPEEP・酸素化を保てるのが利点。

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