第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。在宅NPPVは気管切開をせずマスクで陽圧換気を行う方法。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 88%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
在宅NPPVは気管切開をせずマスクで陽圧換気を行う方法。COPDが主な対象で(c)、重度の睡眠時無呼吸症候群にもマスクによる陽圧療法が使われ(d)、利用者は1万例を超える規模に広がっている(e)。
【各選択肢の解説】
a.気管切開孔に接続して用いる。
❌ 誤り。正しくは、気管切開孔に接続するのは侵襲的陽圧換気(TPPV)。NPPVは鼻マスク・鼻口マスクなどで行う。
b.喀痰量が多くても用いることができる。
❌ 誤り。正しくは、マスク越しでは痰を吸引できず気道が詰まる危険があるため、喀痰が多い・自力で出せない例はNPPVに不向きで、TPPVが選ばれる。
c.対象疾患として慢性閉塞性肺疾患(COPD)が最も多い。
✅ 正しい。高二酸化炭素血症を伴う慢性呼吸不全のCOPDが在宅NPPVの主な対象である。
d.重度の睡眠時無呼吸症候群では用いられる。
✅ 正しい。重度の閉塞性睡眠時無呼吸にはマスクで気道に陽圧をかけて上気道の閉塞を防ぐ治療(CPAPなど)が用いられる。
e.1万例以上の症例において用いられている。
✅ 正しい。在宅人工呼吸の主流はNPPVで、気管切開によるTPPVより利用者がはるかに多く、1万例を超える規模で用いられている。
❌ 誤り。a・bは誤り。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。a・bは誤り。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。aは誤り。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。bは誤り。正しくはc・d・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | NPPV | TPPV |
|---|---|---|
| 接続 | マスク | 気管切開孔 |
| 痰の吸引 | しにくい | しやすい |
| 向かない例 | 多量の喀痰・意識障害・顔面の外傷 | — |
NPPVの条件=自発呼吸があり、上気道を自分で保て、痰を出せること。
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