第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第71問
体外循環・補助循環第34回午前
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第71問(体外循環・補助循環)の正答は 5 です。低体温ではカリウムが細胞内へ移動するため、体外循環中は低カリウム血症になりやすい。
問題
低体温体外循環に伴う生体の変化で誤っているのはどれか。
- 1. 出血傾向を来しやすい。
- 2. 動脈圧が低下する。
- 3. 心房細動になりやすい。
- 4. 脳血流を維持するautoregulation が働く。
- 5. 高カリウム血症になりやすい。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 29.4%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 高カリウム血症になりやすい。
低体温ではカリウムが細胞内へ移動するため、体外循環中は低カリウム血症になりやすい。高カリウム血症とする5が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 出血傾向を来しやすい。
✅ 正しい。低体温では凝固因子の酵素反応と血小板の機能が落ち、出血しやすくなる。
✅ 正しい。低体温では凝固因子の酵素反応と血小板の機能が落ち、出血しやすくなる。
2. 動脈圧が低下する。
✅ 正しい。低体温では心拍数・心拍出量が下がり、体外循環の開始時には充填液による血液希釈で粘度も下がるため、動脈圧は低下しやすい。
✅ 正しい。低体温では心拍数・心拍出量が下がり、体外循環の開始時には充填液による血液希釈で粘度も下がるため、動脈圧は低下しやすい。
3. 心房細動になりやすい。
✅ 正しい。低体温は心筋の興奮性を不安定にし、心房細動などの不整脈を起こしやすくする(さらに体温が下がると心室細動の危険が高まる)。
✅ 正しい。低体温は心筋の興奮性を不安定にし、心房細動などの不整脈を起こしやすくする(さらに体温が下がると心室細動の危険が高まる)。
4. 脳血流を維持するautoregulation が働く。
✅ 正しい。中等度の低体温でも、灌流圧が一定の範囲にあれば脳血流は自動調節能で保たれる。
✅ 正しい。中等度の低体温でも、灌流圧が一定の範囲にあれば脳血流は自動調節能で保たれる。
5. 高カリウム血症になりやすい。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、低体温ではKが細胞内へ移動し低カリウム血症になりやすい。復温時にKが細胞外へ戻ると血中Kが上がる。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、低体温ではKが細胞内へ移動し低カリウム血症になりやすい。復温時にKが細胞外へ戻ると血中Kが上がる。
【試験対策ポイント】
| 低体温の影響 | 向き |
|---|---|
| 代謝・酸素消費量 | 低下(臓器保護の目的) |
| 血液粘度 | 上昇 |
| 凝固能 | 低下(出血傾向) |
| 血中カリウム | 低下(復温時は上昇に注意) |
| 不整脈 | 起こりやすい |
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