MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第71問

体外循環・補助循環第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第71問(体外循環・補助循環)の正答は 5 です。低体温の影響=代謝・酸素消費量低下(臓器保護)/出血傾向/不整脈(32℃以下で心室細動リスク)/低カリウム血症/血液粘度上昇。

問題
低体温体外循環に伴う生体の変化で誤っているのはどれか。
  1. 1. 出血傾向を来しやすい。
  2. 2. 動脈圧が低下する。
  3. 3. 心房細動になりやすい。
  4. 4. 脳血流を維持するautoregulation が働く。
  5. 5. 高カリウム血症になりやすい。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 高カリウム血症になりやすい。

設問は「誤り」を問う。低体温ではカリウムが細胞内へ移動するため、むしろ低カリウム血症になりやすい。よって「高カリウム血症になりやすい」は誤りで5番が正答。


【各選択肢の解説】

1. 出血傾向を来しやすい。
✅ 正しい。低体温は血小板機能・凝固因子活性を低下させる。
2. 動脈圧が低下する。
✅ 正しい。麻酔・血液希釈などで動脈圧は低下しやすい。
3. 心房細動になりやすい。
✅ 正しい。低体温は不整脈(心房細動・心室細動)を誘発する。
4. 脳血流を維持するautoregulation が働く。
✅ 正しい。脳血流の自動調節能は体外循環中も一定範囲で機能する。
5. 高カリウム血症になりやすい。
❌ 誤り(これが正答)。低体温ではKが細胞内へ移動し低カリウム血症になりやすい。

【試験対策ポイント】

低体温の影響=代謝・酸素消費量低下(臓器保護)/出血傾向/不整脈(32℃以下で心室細動リスク)/低カリウム血症/血液粘度上昇。復温時にKが細胞外へ戻り高K血症に転じることもあり、時期で変わる点に注意。

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