MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問

体外循環・補助循環第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。血中カリウムを上げるのは、K値の高い保存赤血球液の充填(a)と、Kを細胞外へ移動させる代謝性アシドーシス(e)。

問題
人工心肺を用いた体外循環中に血中カリウム濃度の上昇につながるのはど れか。 a.赤血球液充填 b.カルシウム投与 c.インスリン投与 d.フロセミド投与 e.代謝性アシドーシス
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、e

血中カリウムを上げるのは、K値の高い保存赤血球液の充填(a)と、Kを細胞外へ移動させる代謝性アシドーシス(e)。b・c・dはいずれもKを下げる方向。a・eが正しく組合せは2番。


【各選択肢の解説】

a.赤血球液充填 → ✅ 正しい。保存赤血球液は上清のK濃度が高く、充填で血中Kが上がる。
b.カルシウム投与 → ❌ 誤り。CaはK値自体を上げない(高K血症時の心筋保護に使うが血中Kは下げも上げもしない)。
c.インスリン投与 → ❌ 誤り。インスリンはKを細胞内へ取り込ませ血中Kを下げる(GI療法)。
d.フロセミド投与 → ❌ 誤り。ループ利尿薬でK排泄が増え血中Kは下がる。
e.代謝性アシドーシス → ✅ 正しい。H⁺が細胞内に入りKが細胞外へ出るため血中Kが上がる。

よって正しい記述はa・e → 組合せは2番が正答。


【試験対策ポイント】

血中K↑の要因=保存血輸血・アシドーシス・溶血・組織壊死・腎不全・Kの細胞外シフト。高K血症の治療(K↓)=GI療法(グルコース+インスリン)・重炭酸(アルカリ化)・利尿薬・陽イオン交換樹脂・カルシウム(心筋保護のみ)

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