MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問

体外循環・補助循環第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。血中カリウムを上げるのは、上清のK濃度が高い保存赤血球液の充填(a)と、Kを細胞外へ移す代謝性アシドーシス(e)。

問題
人工心肺を用いた体外循環中に血中カリウム濃度の上昇につながるのはどれか。 a.赤血球液充填 b.カルシウム投与 c.インスリン投与 d.フロセミド投与 e.代謝性アシドーシス
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e ✓
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 71.4%参考値

14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・e)

血中カリウムを上げるのは、上清のK濃度が高い保存赤血球液の充填(a)と、Kを細胞外へ移す代謝性アシドーシス(e)。インスリン・フロセミドは血中Kを下げ、カルシウムは血中K値を動かさない。


【各選択肢の解説】

a.赤血球液充填
✅ 正しい。保存中に赤血球からKが漏れ出て上清のK濃度が高くなるため、回路に充填すると血中Kが上がる。

b.カルシウム投与
❌ 誤り。正しくは、カルシウムは心筋の膜を安定させて高K血症の不整脈を防ぐ薬で、血中K値そのものは変えない。

c.インスリン投与
❌ 誤り。正しくは、インスリンはNa⁺-K⁺ポンプを働かせてKを細胞内へ取り込ませ、血中Kを下げる(グルコース・インスリン療法)。

d.フロセミド投与
❌ 誤り。正しくは、ループ利尿薬で尿中へのK排泄が増え、血中Kは下がる。

e.代謝性アシドーシス
✅ 正しい。細胞外のH⁺が細胞内に入るのと引き換えにKが細胞外へ出るため、血中Kが上がる。

1. a、b
❌ 誤り。bは誤り。正しくはa・e。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。2つとも血中Kを上げる。
3. b、c
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはa・e。
4. c、d
❌ 誤り。c・dとも血中Kを下げる。正しくはa・e。
5. d、e
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・e。

【試験対策ポイント】

要因血中K
保存血の充填・輸血、溶血上がる
アシドーシス上がる
インスリン(+グルコース)下がる
ループ利尿薬下がる
アルカローシス下がる
カルシウム変わらない(心筋保護)
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