第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第74問
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第74問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。血液透析で除くべきは体にたまる尿毒素で、小分子の尿素(b)、高リン血症の原因のリン(c)、透析アミロイドーシスの原因のβ₂-ミクログロブリン(d)。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d ✓
- 5. c、d、e
正答:4番
初回正答率 85%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
血液透析で除くべきは体にたまる尿毒素で、小分子の尿素(b)、高リン血症の原因のリン(c)、透析アミロイドーシスの原因のβ₂-ミクログロブリン(d)。アミノ酸とアルブミンは失いたくない栄養成分である。
【各選択肢の解説】
a.アミノ酸
❌ 誤り。正しくは、アミノ酸はたんぱく質の材料となる栄養成分で、透析で失われると低栄養を招くため保持したい成分。
b.尿素
✅ 正しい。たんぱく質代謝で生じる代表的な小分子尿毒素で、除去量は透析量の指標(Kt/V・尿素除去率)にも使われる。
c.リン
✅ 正しい。腎不全で排泄できずにたまり、高リン血症が二次性副甲状腺機能亢進症や血管の石灰化を招くため除去する。
d.β 2 -ミクログロブリン
✅ 正しい。分子量約11,800の中分子で、長期透析で蓄積し透析アミロイドーシス(手根管症候群など)の原因となる。
e.アルブミン
❌ 誤り。正しくは、アルブミンは膠質浸透圧を保つ大切な血漿たんぱくで、失うと低アルブミン血症になるため漏らさないよう保持する。
❌ 誤り。aは誤り。正しくはb・c・d。
❌ 誤り。a・eは誤り。正しくはb・c・d。
❌ 誤り。a・eは誤り。正しくはb・c・d。
✅ 正しい(=正答)。3つとも除去すべき成分である。
❌ 誤り。eは誤り。正しくはb・c・d。
【試験対策ポイント】
- 除去すべき=尿素・クレアチニン・カリウム・リン・β₂-ミクログロブリン
- 保持すべき=アルブミン・アミノ酸・糖
- 小分子(尿素)は拡散、中分子(β₂-MG)は濾過で除きやすい
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