MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第75問

血液浄化療法装置第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第75問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。設問は「適切でないもの」を問う。

問題
血液透析の回路構成として適切でないのはどれか。
  1. 1. 中空糸型ダイアライザ内で血液と透析液を並流になるよう流した。
  2. 2. 抗凝固薬注入ラインを血液ポンプの下流側に設置した。
  3. 3. 生理食塩液の注入ラインを血液ポンプの上流側に設置した。
  4. 4. 返血側ドリップチャンバ上部から圧ラインを引いた。
  5. 5. 返血側ドリップチャンバの下流側に気泡検知器を設置した。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 中空糸型ダイアライザ内で血液と透析液を並流になるよう流した。

設問は「適切でないもの」を問う。ダイアライザは血液と透析液を向流(対向流)にして濃度勾配を全長で維持し拡散効率を高める。並流は出口側で濃度差が小さくなり効率が落ちるため不適切。よって1番が正答。


【各選択肢の解説】

1. 血液と透析液を並流になるよう流した。
❌ 適切でない(これが正答)。効率を高めるため向流(対向流)にするのが正しい。
2. 抗凝固薬注入ラインを血液ポンプの下流側に設置した。
✅ 適切。ポンプ下流に注入し全回路の凝固を防ぐ。
3. 生理食塩液の注入ラインを血液ポンプの上流側に設置した。
✅ 適切。プライミング・返血用に上流側に設ける。
4. 返血側ドリップチャンバ上部から圧ラインを引いた。
✅ 適切。静脈圧監視のため気泡層のある上部から取る。
5. 返血側ドリップチャンバの下流側に気泡検知器を設置した。
✅ 適切。患者へ空気が入らぬよう最も患者側で監視する。

【試験対策ポイント】

血液透析回路の基本:血液と透析液は向流(拡散効率最大)。気泡検知器は静脈(返血)側の最も患者寄り。抗凝固薬(ヘパリン)はポンプより下流に持続注入。安全監視=静脈圧・透析液圧・気泡・漏血・TMP(膜間圧力差)

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