MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問

血液浄化療法装置第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。不均衡症候群は、透析で血液中の尿素などが急に除かれて血漿浸透圧が下がり、浸透圧の高い脳へ水が移って脳浮腫を起こす病態。

問題
不均衡症候群の対処法として誤っているのはどれか。
  1. 1. 血液流量を低く設定する。
  2. 2. マンニトールを点滴する。
  3. 3. 短時間頻回透析を行う。
  4. 4. 低ナトリウム透析液を使用する。 ✓
  5. 5. 小面積のダイアライザを使用する。

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.8%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 低ナトリウム透析液を使用する。

不均衡症候群は、透析で血液中の尿素などが急に除かれて血漿浸透圧が下がり、浸透圧の高い脳へ水が移って脳浮腫を起こす病態。低ナトリウム透析液は血漿浸透圧をさらに下げて悪化させるため、4が誤り。


【各選択肢の解説】

1. 血液流量を低く設定する。
✅ 正しい。溶質の除去をゆるやかにして、血漿浸透圧の急な低下を防ぐ。
2. マンニトールを点滴する。
✅ 正しい。浸透圧物質で血漿浸透圧を保ち、脳への水の移動を防ぐ。
3. 短時間頻回透析を行う。
✅ 正しい。1回あたりの除去量を減らし、回数で補うことで浸透圧の変化を小さくする。
4. 低ナトリウム透析液を使用する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、血漿浸透圧を保つため高ナトリウム透析液を使う。低ナトリウムでは浸透圧がさらに下がる。
5. 小面積のダイアライザを使用する。
✅ 正しい。膜面積を小さくして除去効率を下げ、浸透圧の変化をゆるやかにする。

【試験対策ポイント】

  • 不均衡症候群=透析導入期に多い。急な尿素除去→血漿浸透圧低下→脳浮腫(頭痛・悪心・嘔吐・けいれん)
  • 対処はどれも「除去をゆるやかにする」か「血漿浸透圧を保つ」:低血流・小面積ダイアライザ・短時間頻回、マンニトール・高ナトリウム透析液
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