MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問

血液浄化療法装置第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。不均衡症候群=透析導入初期に急速な尿素除去→血漿浸透圧低下→脳浮腫(頭痛・悪心・けいれん)。

問題
不均衡症候群の対処法として誤っているのはどれか。
  1. 1. 血液流量を低く設定する。
  2. 2. マンニトールを点滴する。
  3. 3. 短時間頻回透析を行う。
  4. 4. 低ナトリウム透析液を使用する。
  5. 5. 小面積のダイアライザを使用する。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 低ナトリウム透析液を使用する。

設問は「誤り」を問う。不均衡症候群は急速な溶質除去で血漿浸透圧が下がり、脳との浸透圧差で脳浮腫が起こる病態。低Na透析液は血漿浸透圧をさらに下げ症状を悪化させるため誤り(対処はむしろ高Na透析液)。よって4番が正答。


【各選択肢の解説】

1. 血液流量を低く設定する。
✅ 正しい。溶質除去を緩やかにし浸透圧の急変を防ぐ。
2. マンニトールを点滴する。
✅ 正しい。血漿浸透圧を保ち脳浮腫を防ぐ。
3. 短時間頻回透析を行う。
✅ 正しい。1回の除去量を減らし緩徐に導入する。
4. 低ナトリウム透析液を使用する。
❌ 誤り(これが正答)。血漿浸透圧を下げ脳浮腫を助長する。高Na透析液が適切。
5. 小面積のダイアライザを使用する。
✅ 正しい。除去効率を下げて浸透圧の急変を避ける。

【試験対策ポイント】

不均衡症候群=透析導入初期に急速な尿素除去→血漿浸透圧低下→脳浮腫(頭痛・悪心・けいれん)。予防=短時間・低血流・小面積ダイアライザで緩徐に・マンニトールや高張液で浸透圧維持。低Na透析液は逆効果。導入期に多い点も頻出。

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