第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問
生体物性第34回午前
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問(生体物性)の正答は 1 です。生体の磁気=ほぼ非磁性(比透磁率≒1)。
問題
生体の磁気特性について誤っているのはどれか。
- 1. 生体の比透磁率は5000 程度である。 ✓
- 2. 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
- 3. 神経伝導で磁界が発生する。
- 4. 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
- 5. 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 生体の比透磁率は5000程度である。
設問は「誤り」を問う。生体はほとんど磁性をもたず比透磁率はほぼ1(水と同程度)。5000は鉄などの強磁性体の値。よって1番が誤りで正答。
【各選択肢の解説】
1. 生体の比透磁率は5000程度である。
❌ 誤り(これが正答)。生体の比透磁率はほぼ1。強磁性体ではない。
❌ 誤り(これが正答)。生体の比透磁率はほぼ1。強磁性体ではない。
2. 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
✅ 正しい。プロトンの核磁気モーメントがMRIの信号源。
✅ 正しい。プロトンの核磁気モーメントがMRIの信号源。
3. 神経伝導で磁界が発生する。
✅ 正しい。神経・心筋の電流で微弱な磁界が生じる(脳磁図・心磁図)。
✅ 正しい。神経・心筋の電流で微弱な磁界が生じる(脳磁図・心磁図)。
4. 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
✅ 正しい。
✅ 正しい。
5. 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。
✅ 正しい。この磁性差がfMRIのBOLD効果の基礎。
✅ 正しい。この磁性差がfMRIのBOLD効果の基礎。
【試験対策ポイント】
生体の磁気=ほぼ非磁性(比透磁率≒1)。生体磁気計測=心磁図・脳磁図(fT〜pTと極微弱→SQUIDで測定)。酸素化Hb=反磁性/脱酸素化Hb=常磁性(BOLD効果)。MRIは水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を利用する。
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