第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問
生体物性第34回午前
第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問(生体物性)の正答は 1 です。生体はほとんど水でできており、比透磁率はほぼ1。
問題
生体の磁気特性について誤っているのはどれか。
- 1. 生体の比透磁率は5000 程度である。 ✓
- 2. 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
- 3. 神経伝導で磁界が発生する。
- 4. 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
- 5. 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.4%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 生体の比透磁率は5000程度である。
生体はほとんど水でできており、比透磁率はほぼ1。5000程度は鉄などの強磁性体の桁で、生体の値ではない。
【各選択肢の解説】
1. 生体の比透磁率は5000程度である。
❌ 誤り(=正答)。強磁性体の桁の値である。正しくは、生体の比透磁率はほぼ1(真空とほとんど変わらない)。
❌ 誤り(=正答)。強磁性体の桁の値である。正しくは、生体の比透磁率はほぼ1(真空とほとんど変わらない)。
2. 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
✅ 正しい。陽子(プロトン)はスピンをもち磁気モーメントを示す。MRIはこの核磁気共鳴を利用する。
✅ 正しい。陽子(プロトン)はスピンをもち磁気モーメントを示す。MRIはこの核磁気共鳴を利用する。
3. 神経伝導で磁界が発生する。
✅ 正しい。神経の興奮で流れるイオン電流のまわりに微弱な磁界が生じる。脳磁図などで計測する。
✅ 正しい。神経の興奮で流れるイオン電流のまわりに微弱な磁界が生じる。脳磁図などで計測する。
4. 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
✅ 正しい。酸素と結合すると鉄の不対電子がなくなり反磁性を示す。
✅ 正しい。酸素と結合すると鉄の不対電子がなくなり反磁性を示す。
5. 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。
✅ 正しい。鉄に不対電子が残り常磁性を示す。この差がfMRIのBOLD効果の基礎になる。
✅ 正しい。鉄に不対電子が残り常磁性を示す。この差がfMRIのBOLD効果の基礎になる。
【試験対策ポイント】
| 物質 | 磁性 |
|---|---|
| 生体組織(水) | 反磁性(比透磁率ほぼ1) |
| 酸素化Hb | 反磁性 |
| 脱酸素化Hb | 常磁性 |
| 鉄・ニッケル | 強磁性 |
- 生体磁気(心磁図・脳磁図)は地磁気よりはるかに小さく、SQUID磁束計で測る
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