MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第88問

生体物性第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第88問(生体物性)の正答は 1 です。紫外線のうち波長が最も短いUVC(約200〜280nm)は表皮(角層)で強く吸収され深部に届かない。

問題
生体組織の光特性について正しいのはどれか。
  1. 1. UVC は表皮での吸収が大きい。
  2. 2. 光の波長が短いほど組織深部に浸透する。
  3. 3. メラニンは紫外光よりも赤外光をよく吸収する。
  4. 4. 血液は可視光の中で赤色光の吸収が大きい。
  5. 5. 眼底での可視光の吸収はない。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — UVCは表皮での吸収が大きい。

紫外線のうち波長が最も短いUVC(約200〜280nm)は表皮(角層)で強く吸収され深部に届かない。他は波長と浸透深度・各色素の吸収特性が逆になっている。よって1番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. UVCは表皮での吸収が大きい。
✅ 正しい。短波長ほど表層で吸収・散乱され深部に達しない。
2. 光の波長が短いほど組織深部に浸透する。
❌ 誤り。逆で、長波長(近赤外)ほど深部に浸透する(生体の窓)。
3. メラニンは紫外光よりも赤外光をよく吸収する。
❌ 誤り。メラニンは紫外〜可視光を強く吸収する。
4. 血液は可視光の中で赤色光の吸収が大きい。
❌ 誤り。ヘモグロビンは赤色光の吸収が小さい(だから血液は赤く見える)。青緑を吸収する。
5. 眼底での可視光の吸収はない。
❌ 誤り。網膜・視細胞が可視光を吸収するから視覚が成立する。

【試験対策ポイント】

光の生体内浸透=長波長(近赤外)ほど深く届く。「生体の窓」=約600〜1300nm(吸収が少なく深部到達、パルスオキシメータ・近赤外分光に利用)。紫外線=UVA(長)>UVB>UVC(短、表層で吸収)の順に深部到達。ヘモグロビンは赤色光をあまり吸収しない=SpO2測定(赤660nm/赤外940nm)の原理。

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