MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第13問

循環器系第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第13問(循環器系)の正答は 1 です。大動脈弁狭窄症(AS)は、左室が狭い弁口から血液を押し出すときに生じる収縮期駆出性雑音が特徴で、拡張期雑音ではない。

問題
大動脈弁狭窄症について誤っているのはどれか。
  1. 1. 拡張期雑音を聴取する。 ✓
  2. 2. 失神の原因となる。
  3. 3. 高齢化とともに増加している。
  4. 4. 左室肥大を来たす。
  5. 5. 経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)による治療が増加している。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 77.8%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 拡張期雑音を聴取する。

大動脈弁狭窄症(AS)は、左室が狭い弁口から血液を押し出すときに生じる収縮期駆出性雑音が特徴で、拡張期雑音ではない。「収縮期か拡張期か」の取り違えを狙った問題。


【各選択肢の解説】

1. 拡張期雑音を聴取する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、収縮期駆出性雑音(胸骨右縁第2肋間で最強、頸部へ放散)を聴取する。拡張期雑音は大動脈弁閉鎖不全症や僧帽弁狭窄症で聴かれる。
2. 失神の原因となる。
✅ 正しい。弁口が狭く労作時に心拍出量を増やせないため、脳血流が不足して失神する。狭心痛・心不全と並ぶ三大症状の1つ。
3. 高齢化とともに増加している。
✅ 正しい。加齢に伴う弁の硬化・石灰化によるASが主体となり、高齢化とともに増えている。
4. 左室肥大を来たす。
✅ 正しい。狭い弁口を通して血液を押し出す圧負荷が続き、左室壁が厚くなる(求心性肥大)。
5. 経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)による治療が増加している。
✅ 正しい。開胸手術の危険が高い高齢者でも行えるため、TAVIの件数は増えている。

【試験対策ポイント】

弁膜症雑音の時相
大動脈弁狭窄症収縮期(駆出性)
僧帽弁閉鎖不全症収縮期(全収縮期)
大動脈弁閉鎖不全症拡張期
僧帽弁狭窄症拡張期

AS三大症状=狭心痛・失神・心不全。

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