MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第23問

医用機器の安全管理第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第23問(医用機器の安全管理)の正答は 2 です。1件の重大事故の背後には多くの軽い事故と、さらに多くのヒヤリ・ハットがある(ハインリッヒの法則)。

問題
医療安全について正しいのはどれか。
  1. 1. 医療行為により患者に重篤な損害を与えた事例をインシデントという。
  2. 2. アクシデントが発生する背景には数多くのインシデントが隠れている。 ✓
  3. 3. 患者がベッドから転落した場合、怪我がなければ報告しなくてよい。
  4. 4. 再診であれば患者確認作業は省略してよい。
  5. 5. 患者識別バンドを確認すればフルネームを名乗ってもらう必要はない。

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 88.9%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — アクシデントが発生する背景には数多くのインシデントが隠れている。

1件の重大事故の背後には多くの軽い事故と、さらに多くのヒヤリ・ハットがある(ハインリッヒの法則)。だから実害のない事例も報告して原因を潰すのが医療安全の基本である。


【各選択肢の解説】

1. 医療行為により患者に重篤な損害を与えた事例をインシデントという。
❌ 誤り。正しくは、患者に損害を与えた事例はアクシデント(医療事故)。インシデントは患者に実害が及ばなかった事例(ヒヤリ・ハット)をいう。
2. アクシデントが発生する背景には数多くのインシデントが隠れている。
✅ 正しい(=正答)。重大事故は同じ原因によるヒヤリ・ハットの積み重ねの先に起こるため、インシデントを集めて対策することが事故の予防になる。
3. 患者がベッドから転落した場合、怪我がなければ報告しなくてよい。
❌ 誤り。正しくは、怪我がなくても報告する。報告を集めて分析することで再発を防ぐ。
4. 再診であれば患者確認作業は省略してよい。
❌ 誤り。正しくは、再診でも毎回患者確認を行う。顔見知りという思い込みが取り違えの原因になる。
5. 患者識別バンドを確認すればフルネームを名乗ってもらう必要はない。
❌ 誤り。正しくは、名乗れる患者にはフルネームを名乗ってもらい、識別バンドなど複数の情報と照らし合わせて確認する。

【試験対策ポイント】

用語患者への実害
インシデント(ヒヤリ・ハット)なし
アクシデント(医療事故)あり

ハインリッヒの法則=1:29:300(重大事故1件・軽微な事故29件・ヒヤリ・ハット300件)。

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