MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問

計測工学第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問(計測工学)の正答は 2 です。筋電図は脳波より高周波成分をもつ。

問題
睡眠脳波計測中に筋電図が混入した。これを除去するために行う処理で正 しいのはどれか。
  1. 1. 加算平均
  2. 2. 移動平均
  3. 3. 微分演算
  4. 4. 自己相関
  5. 5. フーリエ変換

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 移動平均

筋電図は脳波より高周波成分をもつ。移動平均は隣接データを平均する処理で高周波を減衰させるローパスフィルタとして働き、混入した筋電図を抑制できる。2が設問の答え。


【各選択肢の解説】

1. 加算平均
❌ 誤り。同期加算は誘発電位のように繰り返し波形からランダム雑音を除く手法。自発脳波の筋電図除去には不向き。
2. 移動平均
✅ 正しい(これが答え)。高周波成分(筋電図)を平滑化して除去できる。
3. 微分演算
❌ 誤り。微分は高周波を強調するため筋電図をむしろ増大させる。
4. 自己相関
❌ 誤り。周期性の解析手法で、雑音除去そのものではない。
5. フーリエ変換
❌ 誤り。周波数解析(成分の分解)であり、単独では除去処理にならない。

【試験対策ポイント】

移動平均=ローパス(平滑化)/微分=ハイパス(高周波強調)。加算平均は繰り返し信号の雑音低減(SN比は加算回数Nの√Nで改善)。筋電図(高周波)混入→ローパス、基線動揺(低周波)→ハイパスが基本。

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