MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第27問

計測工学第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第27問(計測工学)の正答は 4 です。交流雑音(ハム)は主に電源線からの容量結合による。

問題
心電図記録の交流雑音対策で正しいのはどれか。
  1. 1. 誘導コード同士は離してばらばらに配置する。
  2. 2. 心電計の電源コードはベッドと平行に配置する。
  3. 3. 心電計の弁別比は少なくとも40 dB 以上を用いる。
  4. 4. 患者のベッドは病室の壁から離して配置する。
  5. 5. 心電計の右足コードは保護接地端子に直接接続する。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 患者のベッドは病室の壁から離して配置する。

交流雑音(ハム)は主に電源線からの容量結合による。壁内配線から離すと結合が減り雑音が低減するため、ベッドを壁から離すのは正しい対策で4が設問の答え。


【各選択肢の解説】

1. 誘導コード同士は離してばらばらに配置する。
❌ 誤り。コードは束ねてまとめ、ループ面積を小さくするほうが誘導雑音を減らせる。
2. 心電計の電源コードはベッドと平行に配置する。
❌ 誤り。電源コードは誘導コードから離し、平行を避ける(直交が望ましい)。
3. 心電計の弁別比は少なくとも40dB以上を用いる。
❌ 誤り。同相除去比(CMRR)は最低でも60dB以上(実際は数千倍以上)が要求される。40dBでは不足。
4. 患者のベッドは病室の壁から離して配置する。
✅ 正しい(これが答え)。壁内配線からの容量結合を減らし交流雑音を低減。
5. 心電計の右足コードは保護接地端子に直接接続する。
❌ 誤り。右足電極は基準電極(RLD回路)で、保護接地に直接つなぐと感電・安全上の問題があり不可。

【試験対策ポイント】

交流雑音対策=CMRR(同相除去比)を高く(60dB以上)、誘導コードは束ねてループを小さく、電源線から離す、患者・ベッドを配線源から離す。右足電極(RLD)は保護接地に直結しない。ハム=50/60Hz。

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