第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第27問
計測工学第34回午後
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第27問(計測工学)の正答は 4 です。交流雑音(ハム)は、壁の中の電源配線などから静電結合(容量結合)・電磁誘導で患者や誘導コードに入り込む。
問題
心電図記録の交流雑音対策で正しいのはどれか。
- 1. 誘導コード同士は離してばらばらに配置する。
- 2. 心電計の電源コードはベッドと平行に配置する。
- 3. 心電計の弁別比は少なくとも40 dB 以上を用いる。
- 4. 患者のベッドは病室の壁から離して配置する。 ✓
- 5. 心電計の右足コードは保護接地端子に直接接続する。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.5%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 患者のベッドは病室の壁から離して配置する。
交流雑音(ハム)は、壁の中の電源配線などから静電結合(容量結合)・電磁誘導で患者や誘導コードに入り込む。雑音源から離すほど結合が弱くなるため、ベッドを壁から離すのは正しい対策である。
【各選択肢の解説】
1. 誘導コード同士は離してばらばらに配置する。
❌ 誤り。正しくは、誘導コードはまとめて束ねる。コードが囲む面積(ループ)が小さいほど電磁誘導で入る雑音が減る。
❌ 誤り。正しくは、誘導コードはまとめて束ねる。コードが囲む面積(ループ)が小さいほど電磁誘導で入る雑音が減る。
2. 心電計の電源コードはベッドと平行に配置する。
❌ 誤り。正しくは、電源コードはベッドや誘導コードから離し、平行に沿わせないように配置する。
❌ 誤り。正しくは、電源コードはベッドや誘導コードから離し、平行に沿わせないように配置する。
3. 心電計の弁別比は少なくとも40 dB 以上を用いる。
❌ 誤り。正しくは、弁別比(同相除去比)は高いほど同相の交流雑音を除けるため、40 dB(20 log 100=40 dB、すなわち100倍)よりはるかに大きい弁別比の心電計を用いる。
❌ 誤り。正しくは、弁別比(同相除去比)は高いほど同相の交流雑音を除けるため、40 dB(20 log 100=40 dB、すなわち100倍)よりはるかに大きい弁別比の心電計を用いる。
4. 患者のベッドは病室の壁から離して配置する。
✅ 正しい(=正答)。壁内の電源配線と患者との距離が離れると静電容量が小さくなり、患者に乗る交流雑音が減る。
✅ 正しい(=正答)。壁内の電源配線と患者との距離が離れると静電容量が小さくなり、患者に乗る交流雑音が減る。
5. 心電計の右足コードは保護接地端子に直接接続する。
❌ 誤り。正しくは、右足コードは心電計の右足(中性)電極の端子につなぐ。保護接地端子に直接つなぐと患者が接地され、漏れ電流による感電の危険がある。
❌ 誤り。正しくは、右足コードは心電計の右足(中性)電極の端子につなぐ。保護接地端子に直接つなぐと患者が接地され、漏れ電流による感電の危険がある。
【試験対策ポイント】
| 対策 | 正しい形 |
|---|---|
| 誘導コード | 束ねてループを小さく |
| 電源コード | ベッド・誘導コードから離す |
| ベッド | 壁(電源配線)から離す |
| 弁別比 | 高いほどよい |
| 右足電極 | 心電計の右足端子へ(接地に直結しない) |
電源周波数=東日本50 Hz・西日本60 Hz。
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