MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問

生体物理・化学現象の計測第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 2 です。カプノメータは赤外線吸収でCO₂濃度を測定する。

問題
カプノメータについて正しいのはどれか。 a.サイドストリーム型では測定に時間的な遅れが生じる。 b.脱酸素化ヘモグロビンの吸光特性を利用する。 c.窒素ガス濃度は誤差の原因となる。 d.ゼロ点校正が不要である。 e.二酸化炭素ガスは4.3 nm に光吸収のピークをもつ。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、e

カプノメータは赤外線吸収でCO₂濃度を測定する。サイドストリーム型はガスを吸引して測るため応答に時間的遅れがある。CO₂は約4.3μmの赤外線に強い吸収ピークをもつ。正しい記述はa・eで2番が正答。


【各選択肢の解説】

a.サイドストリーム型では測定に時間的な遅れが生じる。
✅ 正しい。ガスをサンプリングチューブで吸引するため遅延が生じる(メインストリーム型は遅れが少ない)。

b.脱酸素化ヘモグロビンの吸光特性を利用する。
❌ 誤り。それはパルスオキシメータ(SpO₂)の原理。カプノメータはCO₂の赤外線吸収を利用する。

c.窒素ガス濃度は誤差の原因となる。
❌ 誤り。窒素は赤外線を吸収せず、主要な誤差要因ではない。

d.ゼロ点校正が不要である。
❌ 誤り。正確な測定には校正が必要。

e.二酸化炭素ガスは4.3μmに光吸収のピークをもつ。
✅ 正しい(問題文の「4.3nm」はμmのOCR誤記)。CO₂は約4.3μmの赤外線を強く吸収する。

よって正しい記述はa・e → 組合せは2番が正答。


【試験対策ポイント】

カプノメータ=CO₂の赤外線吸収(約4.3μm)でEtCO₂を測定。メインストリーム(気道直結・応答速い)/サイドストリーム(吸引・遅延あり・水分対策要)。EtCO₂は換気・循環・食道挿管検知の指標。SpO₂とは原理が別(混同禁止)。

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