MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問

生体物理・化学現象の計測第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 2 です。カプノメータはCO₂が赤外線(約4.3 μm)を吸収する性質を使って呼気中のCO₂濃度を測る。

問題
カプノメータについて正しいのはどれか。 a.サイドストリーム型では測定に時間的な遅れが生じる。 b.脱酸素化ヘモグロビンの吸光特性を利用する。 c.窒素ガス濃度は誤差の原因となる。 d.ゼロ点校正が不要である。 e.二酸化炭素ガスは4.3 μm に光吸収のピークをもつ。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e ✓
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 84.6%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・e)

カプノメータはCO₂が赤外線(約4.3 μm)を吸収する性質を使って呼気中のCO₂濃度を測る。サイドストリーム型は呼気を吸引して離れた本体で測るため、時間的な遅れが生じる。


【各選択肢の解説】

a.サイドストリーム型では測定に時間的な遅れが生じる。
✅ 正しい。サンプリングチューブで呼気を本体まで吸引する時間の分、遅れる。気道に直接センサを付けるメインストリーム型は遅れが小さい。

b.脱酸素化ヘモグロビンの吸光特性を利用する。
❌ 誤り。正しくは、カプノメータはCO₂の赤外線吸収を利用する。ヘモグロビンの吸光特性を利用するのはパルスオキシメータである。

c.窒素ガス濃度は誤差の原因となる。
❌ 誤り。正しくは、窒素は赤外線を吸収しないため誤差の原因とならない。誤差の原因となるのは、近い波長に吸収をもつ亜酸化窒素(笑気)や水蒸気などである。

d.ゼロ点校正が不要である。
❌ 誤り。正しくは、正確に測るため、CO₂を含まないガス(大気など)でゼロ点校正が必要である。

e.二酸化炭素ガスは4.3 μm に光吸収のピークをもつ。
✅ 正しい。CO₂は約4.3 μmの赤外線を強く吸収するため、この波長の吸収量から濃度を求める。

1. a、b
❌ 誤り。bが誤り。正しくはa・eの組合せ。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。含まれる記述がすべて正しい。
3. b、c
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・eの組合せ。
4. c、d
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・eの組合せ。
5. d、e
❌ 誤り。dが誤り。正しくはa・eの組合せ。

【試験対策ポイント】

型センサの位置遅れ注意点
メインストリーム気道に直接小さい死腔・重さが加わる
サイドストリーム本体(吸引)生じる水分によるチューブ閉塞

カプノメータ=CO₂の赤外線吸収/パルスオキシメータ=ヘモグロビンの赤色光・赤外光の吸光。

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