第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(医用画像計測)の正答は 3 です。医用サーモグラフは、体表から自ら放射されている赤外線を受け取り、その放射エネルギーからステファン・ボルツマンの法則(W=εσT⁴)で温度を求めて分布を画像にする。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 61.5%参考値
13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
医用サーモグラフは、体表から自ら放射されている赤外線を受け取り、その放射エネルギーからステファン・ボルツマンの法則(W=εσT⁴)で温度を求めて分布を画像にする。照射はせず、わかるのは体表の温度だけである。
【各選択肢の解説】
a.赤外線を照射して体温を計測する。
❌ 誤り。正しくは、赤外線は照射せず、体表から放射される赤外線を受動的に検出する。
b.光量子型検出器は赤外線検出器として用いられている。
✅ 正しい。赤外線検出器には、光子を受けて電気信号を生じる量子型(光量子型)と、温度上昇を利用する熱型がある。
c.ステファン・ボルツマンの法則から温度を求めている。
✅ 正しい。放射エネルギーは絶対温度の4乗に比例するため、検出した放射量から温度を逆算できる。
d.深部の温度分布がわかる。
❌ 誤り。正しくは、得られるのは体表面の温度分布であり、深部の温度はわからない。
e.温度分解能は1℃である。
❌ 誤り。正しくは、温度分解能は0.1℃程度かそれより細かい。
❌ 誤り。aが誤り。正しくはb・cの組合せ。
❌ 誤り。a・eが誤り。正しくはb・cの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。含まれる記述がすべて正しい。
❌ 誤り。dが誤り。正しくはb・cの組合せ。
❌ 誤り。d・eが誤り。正しくはb・cの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 測るもの | 体表から放射される赤外線(受動・非接触) |
| 原理 | ステファン・ボルツマンの法則(W=εσT⁴) |
| 検出器 | 量子型・熱型 |
| わかる範囲 | 体表面のみ |
体温(約310 K)の放射のピーク波長はウィーンの変位則で約2898/310≒9.3 μm。
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