第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問
医用画像計測第34回午後
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問(医用画像計測)の正答は 2 です。MRIは強い静磁場中で水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を利用する画像法。
問題
MRI について正しいのはどれか。
a.造影剤を用いなくても血管を描画できる。
b.炭素原子の分布を画像化したものである。
c.画像の輝度値は水を0 、空気を-1000 とする。
d.X 線CT に比べ肺の構造観察に適している。
e.撮影では傾斜磁場を用いて位置情報を得ている。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — a、e
MRIは強い静磁場中で水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を利用する画像法。造影剤なしでも血流を描出でき(TOF法などのMRA)、傾斜磁場で位置情報(周波数・位相エンコード)を得る。よってa・eが正しく、その組合せは2番。
【各選択肢の解説】
a. 造影剤を用いなくても血管を描画できる
✅ 正しい。TOF法などで非造影MRAが可能。
✅ 正しい。TOF法などで非造影MRAが可能。
b. 炭素原子の分布を画像化したものである
❌ 誤り。画像化するのは主に水素原子核(プロトン)の分布。
❌ 誤り。画像化するのは主に水素原子核(プロトン)の分布。
c. 輝度値は水を0、空気を-1000とする
❌ 誤り。それはX線CTのCT値(HU)の定義。MRIに絶対的な輝度基準はない。
❌ 誤り。それはX線CTのCT値(HU)の定義。MRIに絶対的な輝度基準はない。
d. X線CTに比べ肺の構造観察に適している
❌ 誤り。肺は空気が多くプロトンが少ないためMRIは不得手で、CTが適する。
❌ 誤り。肺は空気が多くプロトンが少ないためMRIは不得手で、CTが適する。
e. 撮影では傾斜磁場を用いて位置情報を得ている
✅ 正しい。傾斜磁場で共鳴周波数に位置差をつける。
✅ 正しい。傾斜磁場で共鳴周波数に位置差をつける。
よって正しい記述はa・e → 組合せは2番が正答。
1. a、b ❌ 2. a、e ✅正答 3. b、c ❌ 4. c、d ❌ 5. d、e ❌
【試験対策ポイント】
MRIは水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴。CT値(水0・空気-1000・骨+1000 HU)はCTの概念でMRIとの混同を狙う定番ひっかけ。肺・骨はCT、軟部組織コントラストはMRIが得意。
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