MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第37問

各種治療機器第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第37問(各種治療機器)の正答は 3 です。腹腔鏡下手術はCO2で気腹し、腹壁に刺したトロッカから硬性鏡・鉗子を入れる。

問題
腹部内視鏡外科手術において正しいのはどれか。 a.気腹に二酸化炭素を用いる。 b.気腹により静脈還流は増加する。 c.硬性鏡は使用できない。 d.トロッカを介して器具を挿入する。 e.肺血栓塞栓症のリスクがある。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e ✓
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 94.1%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(a・d・e)

腹腔鏡下手術はCO2で気腹し、腹壁に刺したトロッカから硬性鏡・鉗子を入れる。気腹は静脈還流を減らし、下肢の静脈うっ滞から肺血栓塞栓症の危険がある。


【各選択肢の解説】

a. 気腹に二酸化炭素を用いる。
✅ 正しい。CO2は燃えず(電気メスを使っても安全)、血液に溶けやすいので、血管内に入っても塞栓を起こしにくい。
b. 気腹により静脈還流は増加する。
❌ 誤り。正しくは腹腔内圧が上がって下大静脈が圧迫され、静脈還流は減少する。
c. 硬性鏡は使用できない。
❌ 誤り。正しくは腹腔鏡下手術では、トロッカから硬性鏡(腹腔鏡)を挿入して観察する。
d. トロッカを介して器具を挿入する。
✅ 正しい。腹壁に留置したトロッカ(ポート)が器具の通り道となり、気腹を保ったまま鏡・鉗子を出し入れできる。
e. 肺血栓塞栓症のリスクがある。
✅ 正しい。気腹による下肢の静脈うっ滞・長時間の手術で深部静脈血栓ができ、肺血栓塞栓症の原因になりうる。
1. a、b、c
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・d・eの組合せ(3番)。
2. a、b、e
❌ 誤り。bが誤り。正しくはa・d・eの組合せ(3番)。
3. a、d、e
✅ 正しい。3つとも正しい記述(=正答)。
4. b、c、d
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・d・eの組合せ(3番)。
5. c、d、e
❌ 誤り。cが誤り。正しくはa・d・eの組合せ(3番)。

【試験対策ポイント】

  • 気腹ガス=CO2(不燃・血液に溶けやすい)
  • 気腹の影響:静脈還流↓・高CO2血症・肺血栓塞栓症の危険
  • 器具:硬性鏡(腹腔鏡)・トロッカ・気腹装置
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