MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第45問

医用機器の安全管理第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第45問(医用機器の安全管理)の正答は 5 です。医用テレメータの送信機(患者装着側)の出力は電波法(特定小電力)で規定され、勝手に上げられない。

問題
電磁環境について誤っているのはどれか。
  1. 1. ME 機器に対する携帯電話の推奨離隔距離は1 m である。
  2. 2. 携帯電話は受信状態がよい場合に送信出力が小さくなる。
  3. 3. 無線LAN に影響を及ぼすME 機器がある。
  4. 4. 医用テレメータは近隣病院との混信がありうる。
  5. 5. 医用テレメータの受信範囲を広げるには送信機の送信出力を上げる。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 医用テレメータの受信範囲を広げるには送信機の送信出力を上げる。

医用テレメータの送信機(患者装着側)の出力は電波法(特定小電力)で規定され、勝手に上げられない。受信範囲拡大はアンテナ増設・アンテナシステムの工夫で行う。よってこれが誤り(誤りを問う問題)。


【各選択肢の解説】

1. ME機器に対する携帯電話の推奨離隔距離は1 m
✅ 正しい。指針で概ね1 m以上離すよう推奨。
2. 携帯電話は受信状態がよい場合に送信出力が小さくなる
✅ 正しい。基地局との通信状態に応じ出力を自動制御する。
3. 無線LANに影響を及ぼすME機器がある
✅ 正しい。電気メスなど広帯域ノイズ源が干渉しうる。
4. 医用テレメータは近隣病院との混信がありうる
✅ 正しい。同一チャネルの使用で混信が起こりうる(ゾーン・チャネル管理が必要)。
5. 受信範囲を広げるには送信機の送信出力を上げる
❌ 誤り。送信出力は法規で規定され上げられない。アンテナ増設で対応。→これが正答。

【試験対策ポイント】

医用テレメータ=特定小電力無線(送信出力固定・チャネル/ゾーン管理で混信防止)。EMC対策の基本=携帯電話は約1 m離隔、送信出力ではなく受信アンテナ側で受信範囲を確保する。

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