第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第46問
電気工学第34回午後
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第46問(電気工学)の正答は 1 です。コイルの誘導起電力は磁束の変化率に比例する(e=-N dΦ/dt)。
問題
N 巻きコイル(右巻き)をダイオードD、抵抗R からなる回路につなぎ(図1)、時間t とともに変化する一様な磁界中に置いた。図2 は、3 つの時間領域①、②、③におけるB の時間変化を表している。図1 における電流I の有無について正しいのはどれか。
ただし、ダイオードは理想的とする。
- 1. ①電流あり ②電流なし ③電流なし ✓
- 2. ①電流あり ②電流なし ③電流あり
- 3. ①電流あり ②電流あり ③電流あり
- 4. ①電流なし ②電流あり ③電流なし
- 5. ①電流なし ②電流なし ③電流あり
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30.8%参考値
13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — ①電流あり ②電流なし ③電流なし
コイルの誘導起電力は磁束の変化率に比例する(e=-N dΦ/dt)。図2で①はBが増加、②は一定、③は減少。①と③では起電力の向きが逆になり、理想ダイオードは一方の向きにしか電流を流さない。
- ①:Bが増加 → 起電力あり。その向きが図1のIの向き(ダイオードの順方向)にあたるので電流が流れる
- ②:Bが一定(dB/dt=0)→ 起電力ゼロ → 電流なし
- ③:Bが減少 → ①と逆向きの起電力 → ダイオードの逆方向で阻止 → 電流なし
【各選択肢の解説】
1. ①電流あり ②電流なし ③電流なし
✅ 正しい(=正答)。①は順方向の起電力で通電、②は変化がなく起電力ゼロ、③は逆向きでダイオードが阻止する。
✅ 正しい(=正答)。①は順方向の起電力で通電、②は変化がなく起電力ゼロ、③は逆向きでダイオードが阻止する。
2. ①電流あり ②電流なし ③電流あり
❌ 誤り。正しくは③は①と逆向きの起電力となり、ダイオードが阻止して電流なし。
❌ 誤り。正しくは③は①と逆向きの起電力となり、ダイオードが阻止して電流なし。
3. ①電流あり ②電流あり ③電流あり
❌ 誤り。正しくは②はBが一定で起電力が生じず電流なし、③はダイオードが阻止して電流なし。
❌ 誤り。正しくは②はBが一定で起電力が生じず電流なし、③はダイオードが阻止して電流なし。
4. ①電流なし ②電流あり ③電流なし
❌ 誤り。正しくは①はBが増加して順方向の起電力が生じ電流あり、②はBが一定で電流なし。
❌ 誤り。正しくは①はBが増加して順方向の起電力が生じ電流あり、②はBが一定で電流なし。
5. ①電流なし ②電流なし ③電流あり
❌ 誤り。正しくは①で電流あり、③で電流なし(①と③の向きが逆)。
❌ 誤り。正しくは①で電流あり、③で電流なし(①と③の向きが逆)。
【試験対策ポイント】
- 誘導起電力は磁束が変化している間だけ生じる(一定なら0)
- 増加と減少で起電力の向きが逆(レンツの法則)
- ダイオードは一方向だけ通す → 増加か減少のどちらか一方の区間だけ電流が流れる
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