MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問

呼吸療法装置第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。一酸化窒素(NO)吸入療法について、正しい記述はa・b・cで、その組合せは1番。

問題
一酸化窒素吸入療法について正しいのはどれか。 a.一酸化窒素には血管拡張作用がある。 b.一酸化窒素は酸化されて有害な二酸化窒素になる。 c.一酸化窒素はヘモグロビンと結合すると失活する。 d.一酸化窒素吸入により換気血流不均等が悪化する。 e.一酸化窒素吸入によりメトヘモグロビンが減少する。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — a、b、c

一酸化窒素(NO)吸入療法について、正しい記述はa・b・cで、その組合せは1番。NOは肺選択的な血管拡張薬として肺高血圧の治療に用いられる。


【各選択肢の解説】

a.一酸化窒素には血管拡張作用がある → ✅ 正しい。NOは血管平滑筋を弛緩させ、吸入で肺血管を選択的に拡張する。
b.一酸化窒素は酸化されて有害な二酸化窒素になる → ✅ 正しい。NOは酸素と反応してNO₂(有害)を生じるため濃度管理が必要。
c.一酸化窒素はヘモグロビンと結合すると失活する → ✅ 正しい。吸入NOはHbと速やかに結合して不活化されるため全身作用が乏しく、肺選択的に働く。
d.一酸化窒素吸入により換気血流不均等が悪化する → ❌ 誤り。換気の良い肺胞領域の血管を選択的に拡張するため、換気血流不均等はむしろ改善する。
e.一酸化窒素吸入によりメトヘモグロビンが減少する → ❌ 誤り。NOはHbを酸化してメトヘモグロビンを増加させるため、副作用として監視する。

よって正しい記述はa・b・c → その組合せを持つ選択肢は1番が正答。


【試験対策ポイント】

一酸化窒素(NO)吸入療法は肺選択的血管拡張により肺高血圧・低酸素血症を改善する。副作用は二酸化窒素(NO₂)生成メトヘモグロビン血症で、いずれも濃度・血中値の監視が必須。全身血圧を下げにくいのはHbによる速やかな失活のため。

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