第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。一酸化窒素(NO)は吸入で肺の血管を広げ、血中ではヘモグロビンと結合してすぐ失活する(全身に効きにくい)。
- 1. a、b、c ✓
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:1番
初回正答率 40%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
一酸化窒素(NO)は吸入で肺の血管を広げ、血中ではヘモグロビンと結合してすぐ失活する(全身に効きにくい)。副作用は二酸化窒素(NO₂)の発生とメトヘモグロビンの増加。
【各選択肢の解説】
a.一酸化窒素には血管拡張作用がある。
✅ 正しい。血管平滑筋を弛緩させる。吸入では換気のある肺胞周囲の肺血管を広げ、肺高血圧を下げる。
b.一酸化窒素は酸化されて有害な二酸化窒素になる。
✅ 正しい。NOは酸素と反応して毒性のあるNO₂になるため、吸入回路ではNO₂濃度も監視する。
c.一酸化窒素はヘモグロビンと結合すると失活する。
✅ 正しい。血中に入ったNOはヘモグロビンと速やかに結合して不活化されるので、作用は肺に限られ、全身の血圧は下がりにくい。
d.一酸化窒素吸入により換気血流不均等が悪化する。
❌ 誤り。正しくは、換気のある肺胞の血管だけを広げて血流をそこへ集めるので、換気血流不均等は改善し、酸素化がよくなる。
e.一酸化窒素吸入によりメトヘモグロビンが減少する。
❌ 誤り。正しくは、NOがヘモグロビンを酸化するため、メトヘモグロビンは増加する(副作用として血中濃度を監視する)。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
❌ 誤り。eは誤り。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。d・eは誤り。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。d・eは誤り。正しくはa・b・c。
【試験対策ポイント】
- NO吸入=肺選択的な血管拡張(Hbで失活するので全身に効きにくい)
- 効果:肺血管抵抗↓・換気血流比の改善→酸素化↑
- 副作用:NO₂(有害)の発生・メトヘモグロビン血症
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