第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問
生体物理・化学現象の計測第34回午後
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 4 です。パルスオキシメータは拍動性成分(動脈血)の吸光度変化から酸素飽和度を求めるため、循環不全・低灌流で拍動が小さくなると測定が困難になる。
問題
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
- 1. 動脈血酸素分圧を測定する。
- 2. 足趾では測定できない。
- 3. 紫外光の吸光度により判定する。
- 4. 循環不全では動脈波の検出が難しい。 ✓
- 5. マニキュアの影響は受けない。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 循環不全では動脈波の検出が難しい
パルスオキシメータは拍動性成分(動脈血)の吸光度変化から酸素飽和度を求めるため、循環不全・低灌流で拍動が小さくなると測定が困難になる。よって4番が正しい。
【各選択肢の解説】
1. 動脈血酸素分圧を測定する。
❌ 誤り。測定するのは動脈血酸素飽和度(SpO₂)であり、酸素分圧(PaO₂)ではない。
❌ 誤り。測定するのは動脈血酸素飽和度(SpO₂)であり、酸素分圧(PaO₂)ではない。
2. 足趾では測定できない。
❌ 誤り。指尖・耳朶・足趾など拍動が得られる部位なら測定可能。
❌ 誤り。指尖・耳朶・足趾など拍動が得られる部位なら測定可能。
3. 紫外光の吸光度により判定する。
❌ 誤り。赤色光(660nm)と赤外光(940nm)の2波長の吸光度比から算出する。
❌ 誤り。赤色光(660nm)と赤外光(940nm)の2波長の吸光度比から算出する。
4. 循環不全では動脈波の検出が難しい。
✅ 正しい。末梢循環不全・低灌流では拍動性成分(AC成分)が小さくなり、脈波が検出しにくく精度が低下する。
✅ 正しい。末梢循環不全・低灌流では拍動性成分(AC成分)が小さくなり、脈波が検出しにくく精度が低下する。
5. マニキュアの影響は受けない。
❌ 誤り。マニキュア(特に青・緑・黒)は光を吸収し測定値に影響する。
❌ 誤り。マニキュア(特に青・緑・黒)は光を吸収し測定値に影響する。
【試験対策ポイント】
パルスオキシメータ:赤660nm/赤外940nm。酸化Hbと還元Hbの吸光度差を、拍動(AC)成分で動脈血だけ分離してSpO₂を算出。誤差要因=CO中毒(COHb)・メトHb・色素・マニキュア・体動・低灌流。COHbはSpO₂を高めに誤表示する。
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