第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問
生体物理・化学現象の計測第34回午後
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 4 です。パルスオキシメータは拍動で変わる光の吸収(動脈血の成分)だけを取り出して酸素飽和度を求める。
問題
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
- 1. 動脈血酸素分圧を測定する。
- 2. 足趾では測定できない。
- 3. 紫外光の吸光度により判定する。
- 4. 循環不全では動脈波の検出が難しい。 ✓
- 5. マニキュアの影響は受けない。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.7%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 循環不全では動脈波の検出が難しい。
パルスオキシメータは拍動で変わる光の吸収(動脈血の成分)だけを取り出して酸素飽和度を求める。循環不全で拍動が小さくなると、その成分が拾えず測りにくくなる。
【各選択肢の解説】
1. 動脈血酸素分圧を測定する。
❌ 誤り。正しくは、測るのは動脈血の酸素飽和度(SpO₂)。酸素分圧(PaO₂)は血液ガス分析で測る。
❌ 誤り。正しくは、測るのは動脈血の酸素飽和度(SpO₂)。酸素分圧(PaO₂)は血液ガス分析で測る。
2. 足趾では測定できない。
❌ 誤り。正しくは、足趾・耳朶など、光を透過でき拍動が得られる部位なら測定できる。
❌ 誤り。正しくは、足趾・耳朶など、光を透過でき拍動が得られる部位なら測定できる。
3. 紫外光の吸光度により判定する。
❌ 誤り。正しくは、赤色光(約660 nm)と赤外光(約940 nm)の2波長の吸光度を比べる。酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンで2つの光の吸収が違うことを利用する。
❌ 誤り。正しくは、赤色光(約660 nm)と赤外光(約940 nm)の2波長の吸光度を比べる。酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンで2つの光の吸収が違うことを利用する。
4. 循環不全では動脈波の検出が難しい。
✅ 正しい(=正答)。測定は拍動で変わる吸光度の成分(脈波)に頼るので、末梢循環不全・低灌流で拍動が小さくなると検出が難しくなり、誤差が大きくなる。
✅ 正しい(=正答)。測定は拍動で変わる吸光度の成分(脈波)に頼るので、末梢循環不全・低灌流で拍動が小さくなると検出が難しくなり、誤差が大きくなる。
5. マニキュアの影響は受けない。
❌ 誤り。正しくは、マニキュア(とくに濃い色)は光を吸収し、測定値に影響する。
❌ 誤り。正しくは、マニキュア(とくに濃い色)は光を吸収し、測定値に影響する。
【試験対策ポイント】
- 原理:赤色光と赤外光の吸光度比+拍動成分で動脈血だけを分ける
- 誤差の原因:体動・低灌流・マニキュア・色素・一酸化炭素ヘモグロビン・メトヘモグロビン
- 一酸化炭素中毒ではSpO₂が高めに表示される(COHbを酸化Hbと区別できない)
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