MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第67問

呼吸療法装置第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第67問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。在宅酸素療法(HOT)の保険適用には、高度慢性呼吸不全のほか、肺高血圧症・慢性心不全・チアノーゼ型先天性心疾患が含まれる。

問題
在宅酸素療法について正しいのはどれか。
  1. 1. 慢性心不全に用いられる。 ✓
  2. 2. 肺高血圧症に用いられない。
  3. 3. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予後を改善しない。
  4. 4. 動脈血の二酸化炭素分圧の確認は不要である。
  5. 5. 吸気デマンドバルブで酸素ボンベの使用時間は10 倍に伸びる。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 55.6%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 慢性心不全に用いられる。

在宅酸素療法(HOT)の保険適用には、高度慢性呼吸不全のほか、肺高血圧症・慢性心不全・チアノーゼ型先天性心疾患が含まれる。


【各選択肢の解説】

1. 慢性心不全に用いられる。
✅ 正しい(=正答)。NYHA III度以上で、睡眠時のチェーンストークス呼吸がみられる慢性心不全が保険適用になっている(診療報酬・在宅酸素療法指導管理料)。夜間の低酸素を補い、呼吸の乱れを和らげる。
2. 肺高血圧症に用いられない。
❌ 誤り。正しくは、肺高血圧症は在宅酸素療法の適応疾患である(低酸素で肺血管が収縮するのを防ぐ)。
3. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予後を改善しない。
❌ 誤り。正しくは、高度の低酸素血症を伴うCOPDでは、長時間の酸素療法で生命予後が改善する(NOTT・MRCの臨床試験)。
4. 動脈血の二酸化炭素分圧の確認は不要である。
❌ 誤り。正しくは、COPDなどで高二酸化炭素血症がある患者に酸素を投与するとCO₂ナルコーシスを起こしうるため、導入時にPaCO₂を確認する。
5. 吸気デマンドバルブで酸素ボンベの使用時間は10 倍に伸びる。
❌ 誤り。正しくは、吸気のときだけ酸素を流す仕組みで、連続流に比べボンベの使用時間は約2〜3倍に延びる程度。

【試験対策ポイント】

在宅酸素療法の保険適用(診療報酬・在宅酸素療法指導管理料)

  • 高度慢性呼吸不全(PaO₂ 55 Torr以下、または60 Torr以下で睡眠時・運動時に著しい低酸素血症を来す者)
  • 肺高血圧症
  • 慢性心不全(NYHA III度以上+睡眠時のチェーンストークス呼吸)
  • チアノーゼ型先天性心疾患
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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