MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第67問

呼吸療法装置第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第67問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。在宅酸素療法(HOT)の適応にはNYHA III度以上でチェーンストークス呼吸を伴う慢性心不全が含まれる。

問題
在宅酸素療法について正しいのはどれか。
  1. 1. 慢性心不全に用いられる。
  2. 2. 肺高血圧症に用いられない。
  3. 3. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予後を改善しない。
  4. 4. 動脈血の二酸化炭素分圧の確認は不要である。
  5. 5. 吸気デマンドバルブで酸素ボンベの使用時間は10 倍に伸びる。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 慢性心不全に用いられる。

在宅酸素療法(HOT)の適応にはNYHA III度以上でチェーンストークス呼吸を伴う慢性心不全が含まれる。よって1番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 慢性心不全に用いられる。
✅ 正しい。NYHA III度以上でチェーンストークス呼吸を伴う慢性心不全はHOTの保険適用。
2. 肺高血圧症に用いられない。
❌ 誤り。肺高血圧症もHOTの適応疾患。
3. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予後を改善しない。
❌ 誤り。高度慢性呼吸不全のCOPDでHOTは生命予後を改善する(NOTT・MRC試験)。
4. 動脈血の二酸化炭素分圧の確認は不要である。
❌ 誤り。CO₂ナルコーシス回避のためPaCO₂の確認は必須。
5. 吸気デマンドバルブで酸素ボンベの使用時間は10倍に伸びる。
❌ 誤り。吸気同調(デマンド)バルブでボンベ使用時間は約2〜3倍に延長する。

【試験対策ポイント】

在宅酸素療法(HOT)の適応:①高度慢性呼吸不全(PaO₂≦55mmHg、または55〜60mmHgで肺性心・睡眠時著明低下)②肺高血圧症③慢性心不全(NYHA III以上+チェーンストークス呼吸)④チアノーゼ型先天性心疾患。COPDで予後改善が証明されている。

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