MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問

体外循環・補助循環第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問(体外循環・補助循環)の正答は 1 です。膜型人工肺の膜材で、均質膜のシリコーンは気体透過係数が大きくガス交換能に優れる。

問題
膜型人工肺について正しいのはどれか。
  1. 1. シリコーンの気体透過係数はポリプロピレンより大きい。
  2. 2. シリコーンを用いた多孔質膜が用いられている。
  3. 3. 親水性の膜が用いられている。
  4. 4. 内部灌流型が多数を占める。
  5. 5. ウェットラングは微小孔からの血漿漏出により生じる。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — シリコーンの気体透過係数はポリプロピレンより大きい。

膜型人工肺の膜材で、均質膜のシリコーンは気体透過係数が大きくガス交換能に優れる。よって1番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. シリコーンの気体透過係数はポリプロピレンより大きい。
✅ 正しい。均質膜材のシリコーンは気体透過係数が大きい。多孔質膜のポリプロピレンは孔を通じてガス交換する。
2. シリコーンを用いた多孔質膜が用いられている。
❌ 誤り。シリコーンは均質膜(非多孔質)。多孔質膜はポリプロピレン。
3. 親水性の膜が用いられている。
❌ 誤り。血漿漏出を防ぐため疎水性の膜を用いる。
4. 内部灌流型が多数を占める。
❌ 誤り。現在は外部灌流型(血液が中空糸の外側を流れる)が主流。
5. ウェットラングは微小孔からの血漿漏出により生じる。
❌ 誤り。ウェットラングは水蒸気の結露による性能低下で、微小孔からの血漿漏出(プラズマリーク)とは別現象。

【試験対策ポイント】

膜型人工肺:均質膜(シリコーン、気体透過係数大)と多孔質膜(ポリプロピレン、疎水性、外部灌流型が主流)。長時間使用の問題=プラズマリーク(血漿漏出)ウェットラング(結露)を区別。近年は複合膜(多孔質+均質薄膜)でリーク対策。

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