MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問

体外循環・補助循環第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問(体外循環・補助循環)の正答は 1 です。膜型人工肺の膜には、ガスが膜の材料そのものを溶けて通る均質膜(シリコーン)と、微小な孔を通る多孔質膜(ポリプロピレン)がある。

問題
膜型人工肺について正しいのはどれか。
  1. 1. シリコーンの気体透過係数はポリプロピレンより大きい。 ✓
  2. 2. シリコーンを用いた多孔質膜が用いられている。
  3. 3. 親水性の膜が用いられている。
  4. 4. 内部灌流型が多数を占める。
  5. 5. ウェットラングは微小孔からの血漿漏出により生じる。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 31.6%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — シリコーンの気体透過係数はポリプロピレンより大きい。

膜型人工肺の膜には、ガスが膜の材料そのものを溶けて通る均質膜(シリコーン)と、微小な孔を通る多孔質膜(ポリプロピレン)がある。材料としてガスを通しやすいのはシリコーン。


【各選択肢の解説】

1. シリコーンの気体透過係数はポリプロピレンより大きい。
✅ 正しい(=正答)。シリコーンはガスが溶け込んで拡散しやすい材料で、孔のない均質膜でもガス交換ができる。ポリプロピレンは材料自体はガスを通しにくいため、微小孔を開けた多孔質膜として使う。
2. シリコーンを用いた多孔質膜が用いられている。
❌ 誤り。正しくは、シリコーン膜は孔のない均質膜。多孔質膜の材料は主にポリプロピレン。
3. 親水性の膜が用いられている。
❌ 誤り。正しくは、血漿が孔から漏れないよう疎水性の膜を用いる。
4. 内部灌流型が多数を占める。
❌ 誤り。正しくは、血液を中空糸の外側に流す外部灌流型が主流。
5. ウェットラングは微小孔からの血漿漏出により生じる。
❌ 誤り。正しくは、ウェットラングは血液の熱で温まったガス中の水蒸気が、ガス側で冷えて結露し、ガス交換を妨げる現象。微小孔からの血漿漏出はプラズマリークという。

【試験対策ポイント】

膜材料ガスの通り道
均質膜シリコーン膜の材料に溶けて拡散
多孔質膜ポリプロピレン(疎水性)微小孔
  • ウェットラング=水蒸気の結露/プラズマリーク=孔からの血漿漏出(区別する)
  • 中空糸型は外部灌流型が主流
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